僕らのダイヤモンド３

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「心は確かにジュンギュオッパが好きなのに、ハルトを大切にしたいっていう気持ちが大きくて、結局どっちも振り回してしまうの」

DY「うん」

「もう嫌だ……こんな私、本当にいや……」




傷ついた2人の顔はもう見たくない。

でも私が何をしたって、結局誰かは心を痛めてしまう。

止まらない涙をドヨンくんは拭ってくれる。




「私、どうすればいいのかな…2人はどうすれば傷つかないのかな…？」




ずっと探し求めている答えをドヨンくんに問う。

どうしても誰かが傷つくなら、私が2人への想いを断つしかない。

私は結局いつも、この答えだった。




DY「俺はAが素直になるべきだと思うよ」

「素直…？」

DY「ジュンギュヒョンが好きならそう言えばいい。ハルトが大切な家族ならそう伝えればいい。それが一番、みんなの傷が少なくなると思う」

「……ハルトにそう言ったけど、ハルトは…」

DY「ハルトは、Aが思っているよりも子供じゃない」




真っ直ぐな目のドヨンくんに言葉が詰まる。




DY「もう一度、ちゃんとハルトの話を聞いてあげて」

「……うん、」

DY「それでまた上手くいかなかったら俺のところに来てもいいよ。慰めてあげるし、一緒に悩んで考えるから」




にこっと笑うドヨンくんに、涙が止まらない。

鼻水が垂れないように鼻をすする私の頭をコツンと叩いて「そこにティッシュあるよ」と反対側を向いてくれた。

ドヨンくんてどこまで紳士なの。




「優しいねドヨンくん、」

DY「別に。優しくない」

「すごく優しいよ。見習いたいくらい」

DY「………まあ、俺は優しくないけど、Aに優しくしようと思ったキッカケをくれた人ならいる」

「……そんな人がいるの？」




それはつまり、私の事大嫌いだったドヨンくんが変わったキッカケってこと？




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