103. ページ5
.
ジュンギュオッパを好きだということ、ユンビンオッパにもジフンオッパにも気づかれていた。
私自身ですらそのことに気づいたのは最近。
ずっとこの気持ちが何かわからなくて苦しかった。
「……、」
だけどこれがジュンギュオッパを好きという気持ちだと気づいた瞬間、名前の分からない苦しさから解放された気がした。
そしてそれと同時にハルトの存在が重くのしかかる。
大事な弟、可愛い可愛い弟。
それ以上の存在には見れなかった。
JK「あはは!ヤー何してんだよ!」
だけどジュンギュオッパへの気持ちに歯止めが効かなくなっているのも事実。好きで好きでたまらない。
今もこうやって見ているだけで私まで笑顔になれるの。
DY「ほんとに子供だよねジュンギュヒョン」
「ドヨンくんみたいに大人ぶってるよりいいと思うよ」
DY「クールキャラって言ってくれる?」
「バカなの?いてっ」
DY「最近俺の事なめすぎ」
ジュンギュオッパを見つめていた私の隣に座ったドヨンくん。
お互い軽口を叩けるくらい仲良くなれた。
今までの数ある嬉しかったことのうち、何気にこれが1番嬉しいことかもしれない。
DY「なに?そんなに見てきて」
「いや、帽子ダサいなって」
DY「は?」
「痛い痛い痛い!」
そんなこと絶対本人には言わないけど。
DY「Aこそそのナイキのパーカーなに?らしくない」
「いや、これは……」
DY「?いつも韓国のブランドもんばっかじゃん」
「…………気分転換!」
だけど、いくら仲良くなれてもこのことは言ってはいけない。
他の人に私の気持ちを知られれば知られるほどハルトを傷つけてしまう。ハルトの気持ちには答えられないとバレてしまう。
もう既にたくさん傷つけてしまっているのに、これ以上悲しませるのは嫌だ。
だからせめて、そんな最悪な私から守ることくらいはしたいの。
「……やっぱりこのパーカーも脱がなきゃね、」
DY「?」
だから私はこの気持ちを心の底に閉じ込めておくことにした。
ハルト、どうか私なんかのために苦しまないで。
そう願いながらぬるくなったココアを優しく撫でた。
.
1135人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
どりぃ(プロフ) - hbownさん» ありがとうございます!!4でもよろしくお願いします(^^) (2021年8月27日 7時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - るとぎゅしか勝たんさん» ドヨンくんの良さに気づいていただけて嬉しいです!!!私も描く度に好きが溢れます!ルトギュのこれからの展開を楽しみにしていて下さい>< (2021年8月27日 7時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
hbown(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2021年8月25日 22時) (レス) id: b8823fc17b (このIDを非表示/違反報告)
るとぎゅしか勝たん - 単刀直入に言いますと 、ドヨンくんにめッちゃ惹かれちゃいます 、段々優しくなッて好きが溢れちゃいますね 、( 笑、)ルトギュのバチバチ感?も最高だし 、何よりるとくンかッこよすぎて … 。更新頑張ッてとしか言えないですが 、頑張ッて下さい 、! (2021年8月8日 13時) (レス) id: 29224f56f6 (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - haruさん» ありがとうございます!本当ですか!嬉しいです><もうすぐ山場なので頑張ります! (2021年8月8日 11時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:どりぃ | 作成日時:2021年2月9日 23時