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私たちはステージの上にチームごとに並べられた。
「……、」
一旦オッパのことは忘れよう。今は人生の分かれ道に立っているんだから。
私たちの票数は864票。
DNAチームにこれを越えられたら私たちの中から2人脱落してしまう。
YB「っ、」
「…オッパ大丈夫だよ、」
YB「うん、」
泣きそうな顔のユンビンオッパの手を握りしめる。
逆隣りにいる普段しっかりしてるビョンゴンオッパもソワソワと落ち着きがなかった。
ついにスクリーンの数値が動き始めた。
「っ、…」
ダメだ、こわい。
もし負けたら誰が落ちるっていうの。
分からない、誰も考えられない。誰ひとりとして欠けてはダメなのに。
「(どうか神様……)」
願いを込めて手を強く握る。
ついに、ドンッという効果音とともにスクリーンに映し出された数値は、812だった。
それはつまり。
「…っい、1位だ……！！」
MH「やった！！やったよA！！」
BG「わぁぁ！！やぁあ！！」
解き放たれた緊張。溢れ出す歓喜。
みんなで肩を組んで丸くなり飛んで跳ねて喜んだ。
これで6人みんなでデビュー組だ。誰もいなくならない。
「よ、かったぁ……！」
DY「あぁ〜泣かないで〜」
「ドヨンくん私たち1位だよ……っ！」
DY「うん、1位だね。これでデビューが近づいた！」
「っ、んとに、っ……うぇ、」
ドヨンくんの衣装の袖が私の目元を拭い、笑って抱きしめてくれた。
そこにマシホオッパが「A〜！」と抱きついてきて、そこから連鎖でみんなで団子状態で抱き合う。
DNAチームのみんなもやってきた。
涙を流すDNAチームのみんなに心が苦しくなる。
JU「ヌナおめで、と、っ」
「ジョンウ…、」
JU「っうぅ……」
ボロボロと泣きながらぎゅうっと私の手を握るジョンウを抱きしめる。
いつしかジョンウと勝っても負けても恨みっこなしだよとかいう会話をしたけど、実際にその場になるとそれどころの話じゃない。
不安や絶望の負の感情が入り交じってぐちゃぐちゃになっているはずなのに。
YD「Aおめでとう、っ」
「イェダムオッパ、」
それでもみんな泣きながらおめでとうと伝えてくれる。
そんないい仲間だから余計に涙が止まらなくて。
私たちからは誰も脱落しなかったけど、この5人の中から必ず2人が脱落する。BOOMERANGチームからもGrowlチームからも。
「っ、ぅ、」
この複雑な気持ちはどこに向ければいいんだろう。
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どりぃ(プロフ) - hbownさん» ありがとうございます！！4でもよろしくお願いします(^^) (2021年8月27日 7時) (
レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - るとぎゅしか勝たんさん» ドヨンくんの良さに気づいていただけて嬉しいです！！！私も描く度に好きが溢れます！ルトギュのこれからの展開を楽しみにしていて下さい＞＜ (2021年8月27日 7時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
hbown(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2021年8月25日 22時) (レス) id: b8823fc17b (このIDを非表示/違反報告)
るとぎゅしか勝たん - 単刀直入に言いますと 、ドヨンくんにめッちゃ惹かれちゃいます 、段々優しくなッて好きが溢れちゃいますね 、( 笑、)ルトギュのバチバチ感？も最高だし 、何よりるとくンかッこよすぎて … 。更新頑張ッてとしか言えないですが 、頑張ッて下さい 、！ (2021年8月8日 13時) (レス) id: 29224f56f6 (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - haruさん» ありがとうございます！本当ですか！嬉しいです＞＜もうすぐ山場なので頑張ります！ (2021年8月8日 11時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どりぃ
| 作成日時：2021年2月9日 23時
