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パタンと閉じられた扉を見て、なんだか嫌な予感がしたから「あっちの部屋でやろうよ」と言えば「こっちがいい」と言われた。
キーボードを弾きながら歌うのだろうか。
ユンビンオッパって多才だから多分それもできる。
YB「Aってジュンギュのこと好きだよね」
「……はぁ!?」
キーボードになんて一切目をやらず、私を見て綺麗な歯並びを見せつけるように口角を上げたオッパ。
「突然何言ってるんですか!」と睨むと「顔赤いけど図星?」と言われてバッと顔を隠した。
YB「いいね〜青春してるじゃん」
「してない!好きじゃない!オッパのバカ!」
YB「隠さなくてもいいじゃん。俺とお前の仲だろ?」
「別にそこまで仲良くないでしょ!」
YB「おい、傷ついたぞ」
思わず口が滑って「ご、ごめん、そういうつもりじゃなくて」と謝る。
オッパは「悲しい〜俺ら友達じゃなかったんだ……」と泣き真似をするから、正直面倒臭いと思いつつ「オッパは大事な友達だよ!」と言えばまたニヤリと笑った。
YB「大事な友達なら教えてくれるよな?ジュンギュのことどう思ってるのか」
「やっぱ友達じゃない」
こんなの脅迫だ。
嫌だ嫌だと退く私と対照的にジリジリ迫ってくるオッパ。
「なんでそんなこと知りたいの?」と疑問をぶつけると「面白いじゃん人の恋路って」と最低な返事が返ってきた。
「こ、こっちは真剣に悩んでるのに……」
YB「なんで?素直に好きっていえばいいじゃん」
「そんな楽に言えたらこんなに苦しんでないですよ!」
YB「へぇ〜」
「私がどんだけ………………あっ、」
そしてバカなことをしたと気づく。
もうニヤニヤを一切隠す気ないユンビンオッパは「ほら、今素直に言えたじゃん」と満足気だった。
やってしまった。バレたくなかったのに。
YB「安心してよ。俺そういうの言う主義じゃないから」
「て言ってる人が1番裏切るんですよ……」
YB「俺ら友達だろ?信じてくれよ」
「全然かっこよくないからそのセリフ」
YB「ネットに晒すぞ」
『…………外道……』
なんだか少しだけ楽になれた気がした。
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どりぃ(プロフ) - hbownさん» ありがとうございます!!4でもよろしくお願いします(^^) (2021年8月27日 7時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - るとぎゅしか勝たんさん» ドヨンくんの良さに気づいていただけて嬉しいです!!!私も描く度に好きが溢れます!ルトギュのこれからの展開を楽しみにしていて下さい>< (2021年8月27日 7時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
hbown(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2021年8月25日 22時) (レス) id: b8823fc17b (このIDを非表示/違反報告)
るとぎゅしか勝たん - 単刀直入に言いますと 、ドヨンくんにめッちゃ惹かれちゃいます 、段々優しくなッて好きが溢れちゃいますね 、( 笑、)ルトギュのバチバチ感?も最高だし 、何よりるとくンかッこよすぎて … 。更新頑張ッてとしか言えないですが 、頑張ッて下さい 、! (2021年8月8日 13時) (レス) id: 29224f56f6 (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - haruさん» ありがとうございます!本当ですか!嬉しいです><もうすぐ山場なので頑張ります! (2021年8月8日 11時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どりぃ | 作成日時:2021年2月9日 23時