僕らのダイヤモンド３

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SK「2位からは2人、3位からは3人、4位からは4人脱落します」




ソンギュさんの口からは相変わらず残酷な言葉ばかりで、この人は全く悪くないのに少し恨めしくなってしまう気分。

ど真ん中の席に座るヤン社長を見上げるとニッコリ楽しそうにしていて、やっぱりあの人が1番恨めしい。

1位にならない限り、共に頑張ってきた仲間とは一緒にデビューできないんだから。




SK「ではBOOMERANGチームから準備お願いします」




ステージの準備に取り掛かるために私たちが動き始めるとお客さんたちがキャーキャーと言い出してみんなで手を振ったりファンサする。

今日私たちは初めてトゥメと会った。

みんな浮かれ気味で自分のスローガンやうちわを探してファンサをしたりして、私も少し浮かれ気味でぺこりと頭を下げると、私のスローガンを持った女の子が顔を真っ赤にして喜んでれた。




DY「A、A」

「なに？」

DY「ハート作ってハート」




手でハートの片割れを作るドヨンくんに言われて私ももう片方のハートを作るとペンの方がキャーと盛り上がってくれた。

うちわを見るとコンサムズ推しらしくて、ドファンも呼んで3人でポーズを取ると泣きながら喜んでくれた。

今まであまり実感なかったけど私達もこんな風に誰かに好きと言われる立場になったなんだなと思うと嬉しくなる。




DH「お前よく恥ずかしげもなく愛嬌振りまけるな……」

DY「ドファンが恥ずかしがりすぎなんだよ」

「ドヨンくんは堂々としすぎだけどね」




年齢的に考えたら思春期真っ只中の私たち的にドファンの反応が普通だと思う。

ファンへのサービスなのかなんなのか、いつまでもステージから離れようとしないドヨンくんを引きずって裏に戻った。




YN「A、俺にエールを送って」

「頑張れオッパ！」

YN「うううう、やっぱダメだ緊張する…」




裏に戻ると、BOOMERANGチームのヨシノリオッパは顔が青ざめるくらい緊張していて、私の手を掴む手も少し震えていた。

その緊張が私にも移ってしまって、私たちのチームは3番目なのに私まで緊張してきてしまった。





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