58. ページ9
.
「……、」
その後ユンビンオッパともデートをして、ついに選ばれる時間がやってきた。
私たちはそれぞれの場所で相手が来てくれるのを待つ。
「……、」
選ばれるかなっていうドキドキと、イェダムさんのことが重なって心臓が今にも爆発しそうだった。
スタッフさんに「イェダムさん出発しました」声を掛けられた。
でも多分、イェダムさんは私のところに来ない。
だって言ってたでしょ?絶対負けないって。つまり私たちはライバルなんだよ。
ST「ジュンギュさん出発しました」
「……、」
ほら。ね?
私はまた手を合わせながら待っていると、「だーーれだ!」と後ろから抱きしめられ、思わず声を出した。
その声はもちろんジュンギュオッパの声で。
安心して泣きそうになる私をヤーヤーと宥めてくれた。
「オッパぁ……」
JK「ほらほら腰抜かしてないで。もうひとつ行かなきゃいけないんだから」
そう言われて、手を引かれながら今いた場所を移動する。
ついたのはマシホオッパの所だった。
オッパも物凄く安心したように「ありがとうございますヒョン〜…」とお礼を言った。
JK「この3人で頑張ろうね」
「ジュンギュオッパ惚れそう……」
JK「お?両思い?」
「嘘ですけどね」
JK「ヤー!」
この3人でなら誰にも負けない気がした。
トレーニングセンターに戻り、惜しくも脱落してしまったジョンファンを抱きしめると「またそっち行くからねヌナ」と抱きしめ返された。
泣きそうになると泣かないでよと笑われる。
JW「みんなにも言っておくよ、ヌナ達のとこ超強敵だって」
「や、そ、そんなハードルあげないくても、」
JK「おー言え言え!絶対負けないから!」
MH「言え言え!」
「もう……」
マシホオッパとジュンギュオッパの2人、組み合わせちゃいけないペアだと私は悟った。
YD「A」
「あ、イェダムさん、」
YD「今回俺たちは争わないけど、でも負けないから」
「…はい、私も負ける気ないです」
今まで見ることの出来なかったイェダムさんの笑顔がそこにある。
それがとても不思議で、そして嬉しかった。
.
728人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「TREASURE」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
どりぃ(プロフ) - もちもちさん» ありがとうございます(;_;)なるべく早く更新できるように頑張りますので……!! (2020年11月15日 23時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - 麻白さん» ありがとうございます!本当にスローペースで申し訳ない限りです(;_;) (2020年11月15日 23時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち - 更新待ってました( ; ; )( ; ; )面白すぎてめちゃめちゃ読み返してます、、、、、、これからも楽しみに待ってます( ; ; )! (2020年11月15日 1時) (レス) id: dd067472ac (このIDを非表示/違反報告)
麻白(プロフ) - 初めまして、ハルトくん可愛すぎてダイスキです...(^ ^)作者様のペースで続き楽しみにしています! (2020年10月21日 20時) (レス) id: bee702271d (このIDを非表示/違反報告)
どりぃ(プロフ) - よにこさん» わぁぁほんとに嬉しいですありがとうございます(;_;) 全然更新できなくて毎日ほんとに罪悪感が募りますがこれからも頑張るのでぜひ暖かく見守ってください(;_;) (2020年10月9日 23時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:どりぃ | 作成日時:2020年4月28日 13時