僕らのダイヤモンド２

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DY「俺がビョンゴンヒョンにAを推薦したんだ」

「え、そうなの？どうして？」

DY「一緒に同じ曲を歌ってみたこと無かったから」




ドヨンくんと食堂で昼食を取っているときに言われた。

なんだか弟みたいで可愛くて「そうなの？嬉しい〜」と頭を撫でると睨まれた。

しまった、ついハルトやジョンウ達にやる癖で。

「ごめんごめん」と謝りパスタを口に運ぶ。




DY「今日はしっかり食べるんだね。いつも草ばっか食べてるくせに」

「いや、うん、ちょっとお腹すいて……」

DY「？ふーん」

「ていうか草って。サラダって言いなさいよ」

DY「お母さんか」




実は生理中で食欲旺盛なんですなんて誰が言えるか。

じんわりと痛むお腹を擦り、後で飲まなくちゃとポケットの中の薬を確認した。

本当は生理が来なくなるくらい痩せなくちゃいけない。

身長は165センチだから43キロ程になれば来なくなると思うんだけど……なぜか毎月来る。女性としては良くないけどアイドルとしてダメなの。




「……やっぱりいらないや。ドヨンくん残り食べていいよ」

DY「は？お前ほとんど食ってないじゃん。腹減ってるんじゃないの？」

「勘違いだったみたい」




急に食べることが怖くなって食事をやめ、ドヨンくんを置き去りにしてトイレに行った。

薬を飲んでパンッと顔を叩く。

午後からは曲決めだ。とってもとっても大事。

お腹痛いとか言ってみんなに迷惑かけられない。




「ファイナル進出出来ますように…」




どうかみんなと一緒にデビュー出来ますように。




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JU「ヌナのとこは誰になったの？」

「ビョンゴンオッパとマシホオッパと〜……」




広い練習室に集合してジョンウに声をかけられた。

メンバーを教えるとジョンウは嫌そうな顔をする。




JU「めっちゃ強豪じゃん……」

「うん、私も思う」

JU「嫌だなぁ……」

「私たちだってTREASURE5強すぎて嫌だよ」




イェダムオッパにスンフンオッパにハルトに……誰を上げても上手な人ばかりで嫌になる。

全員揃ったところで曲を決めることになった。

ジョンウに「バイバイヌナ♡」とウインクされて相変わらずだなと呆れた。




BG「俺たちはiKON先輩のDUMB&DUMBERにします」




楽しい曲だからと6人満場一致で決まった。

もう既に作戦は少し立ててあって、私たちはただ盛り上がるだけじゃなくて観客も巻き込んで盛り上がる曲にしようということになった。

だから1番適した曲がこれというわけ。




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