【メルヘヴン】貴方は私で 私は貴方

２０　　I　BET　　〜ギンタSIDE〜 ページ20

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アル「確かに別人格だ。記憶がないのもウソではないかもしれないが

　 だから何だ？

　 そいつは過去、何人もの仲間を殺したアームだ」


そんなに言わなくたっていいじゃねーか

何があってもバッボは俺の友達だ


ギンタ「使ってた奴がわるいんじゃねぇかよ!!」


アル「今はそういえるね。

　 記憶が戻って、君の友達じゃないバッボになった時

　 君は同じ言葉を出せるかな？」


ムカつく

なんだこいつ


アル「俺は君の命の心配もしていくつもりだよ」


ギンタ「！！」


アル「それにこのまま、バッボが今の人格を保っていたとしても

　 君への危険が回避されたことにはならない」


アル「その子からも、目を離さない方が良い」


ファントム

何なんだよ

さっきのAも言ってたけどよ


アル「ファントムが来るからね」


ギンタ「ファントムって奴は死んだんじゃねーのかよ」


アル「ファントムは『はじめから死んでいる人間』だ。生ける屍なんだよ」


A「そして必ず蘇ります。

　 そして、バッボの封印が解けた

　 すなわち、ファントムの封印もときたとされます」


ギンタ「A？」


アル「様子が変だ」


バッボ「目の色が違うぞ」


そうだ

Aの目の色は俺と同じ青


でも

今のAの目は

血のような赤


A「そして、私とファントムはつながっている」


【バタ】


そう言って

Aはまた倒れた

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