女の子がスキ！ ページ23
次の日も俺は練習の合間にAさんの練習室に行った。
変わらず彼女は元気がなく、相当ミノさんのことが好きなんだと実感する。
……そう、俺がここに来ても意味がない。
結局今日も他愛のない会話をしただけだった。
.
.
.
BH「……ねぇ、ちゃんとやってんの？」
XM「何を？」
BH「きまってるじゃん、Aのこと！」
XM「あ……ああ、やってるよ！」
BH「ふーん、じゃあ付き合ってんだ？」
XM「お、おう！付き合ってるよ！当たり前だろ！」
んなわけねーだろ。
BH「あっそ、じゃあ明日見に行くから。」
は？
XM「何を？」
BH「決まってんじゃん、ヒョンとAがちゃんと付き合ってるかどうか確かめに行くんだよ。」
……おいおい、嘘だろ？
.
.
.
ーー翌日、Aの練習室にて。
XM「はは……今日も来ちゃった。」
「いえ、私も休憩なので、ゆっくりしていってください。」
XM「じゃあ、お言葉に甘えて……って、ひいっ!?」
「どうしたんですか？」
急に大声を出した俺に驚くAさん。
XM「今、ベッキョナが通ったっぽい……」
今、窓の外に廊下を歩くベッキョナの姿が見えた気がした。
「ベッキョンさん？」
XM「うん。
ね、もしまたあいつが来ても、気付いてないふりしてほしいんだ。」
「どうしてですか？」
もっともな疑問だなこりゃ。
XM「えと……ま、いろいろあって！」
語彙力なさすぎ……
XM「あ、えっとね？俺さ……練習生時代から全然彼女つくってなくて……
メンバーから、アッチなんじゃないかって疑われてんだよね！」
「アッチ……ですか。」
XM「んーと、だから……いわゆる、
"オトコズキ"
ってやつ！」
「……ええっ!?」
XM「いや、違うから！
けしてそんなんじゃないから！
女の子、ダーイスキ！」
「は、はい……」
しまった。
XM「と、とにかくさ、俺がオトコズキだって思われてるままじゃ、いつかEXOをクビになるかもしれないんだよね。」
……くっそ、ありえない言い訳しか出てこない……
こんなの信じる人なんか……
「そ、そんな！大変じゃないですか!!」
……いた。
「私で何か協力できることがあれば、なんでもします！」
XM「……ほんとになんでも？」
「はい！もちろんです！」
XM「じゃあ……
俺と付き合ってくれる？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1068人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
どろ(プロフ) - ともさん» こちらこそありがとうございます(^^) (2021年4月24日 0時) (
レス) id: bf08aa8866 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - セフナ…笑。ぶっ飛んでてとても面白いです！ありがとうございます！ (2021年4月15日 15時) (レス) id: 69d2a3416e (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - めっちゃ好きです！更新楽しみにしてます！ (2014年12月24日 14時) (レス) id: 8b369abc82 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - 大好きな作品のひとつです。 更新楽しみに待ってます♪ (2014年9月22日 14時) (レス) id: bf065e3246 (このIDを非表示/違反報告)
exolove(プロフ) - 面白いです。更新頑張ってください。ヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ (2014年7月29日 18時) (レス) id: 3e8c6e3078 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：どろ | 作成日時：2014年3月9日 1時
