暴走スイッチ ページ13
TA「ぐああああああ‼‼‼」
「ひぃっ⁉どうしたんですか、タオさん⁉」
ボクはおもむろにAの肩をがしっと掴んだ。
TA「ねえなんで⁉
どうしたらタオに惚れてくれる⁉
ねえボクどうしたらいい⁉
ボクもうキミがよくわかんない！
今までこの2つのスイッチでだいたいイケてたんだよ⁉
ねえなんでキミはだめなの？
……あ！男⁉男なんでしょさては！いや、絶対そうだ！そうじゃないとおかしいもん！
くっはー‼‼可愛い顔して……」
「スイッチ……？男……？
何の話なんだか、私には……」
スイッチが誤作動したみたい。
もう誰もボクを止められない……‼‼
TA「あ〜っ、じゃあそのムネも手術したんだあ？
最近の豊胸手術ってリアルなんだね！
なんであえてその大きさにしたの？」
「……⁉
私は豊胸なんか……‼‼」
TA「うっそばっか！
ん〜、どれどれ……？」
むに。
「ひゃ⁉」
TA「ん？う〜ん、感触もリアル……」
ボクは両手でAのムネをわしづかんだ。
バチン‼‼
TA「いっ……⁉」
威勢のいい音とともに広がる頬の痛み……
「……ひどいですっ！」
バタン！
逃げるように練習室を飛び出したA。
ビンタの衝撃でボクの暴走スイッチは完全にショートした。
徐々に冷静になっていくボクの頭。
……手にはまだ、さっきの柔らかい感触が残っている。
.
.
.
TA「Aぬーな、どこー？」
とりあえず事務所内の空き部屋をひとつひとつ確認していく。
TA「タオが悪かったよー、でておいで〜」
あーあー、どこいっちゃったんだろ？
……やりすぎだったってちゃんと反省してんのにさ。
さすがにわしづかみはナシだもん。
部屋を一つ一つ確認して歩いていたら、ついに廊下の突きあたりまできてしまった。
もー、どこだよ……
諦めて廊下を引き返そうとした時、
非常階段のドアが半開きになっているのを見つけた。
もしかして……
ガチャ
……やっぱりいた。
階段の一段に座り、うずくまっているA。
TA「Aヌナー？ごめん、ボク……」
ボクが来たことに気付いたのか一瞬体がびくっとなったけど、そのまま顔をあげないA。
よく見ると、ふるふると小刻みに震えているのがわかる。
……泣いてる？
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どろ(プロフ) - ともさん» こちらこそありがとうございます(^^) (2021年4月24日 0時) (
レス) id: bf08aa8866 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - セフナ…笑。ぶっ飛んでてとても面白いです！ありがとうございます！ (2021年4月15日 15時) (レス) id: 69d2a3416e (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - めっちゃ好きです！更新楽しみにしてます！ (2014年12月24日 14時) (レス) id: 8b369abc82 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - 大好きな作品のひとつです。 更新楽しみに待ってます♪ (2014年9月22日 14時) (レス) id: bf065e3246 (このIDを非表示/違反報告)
exolove(プロフ) - 面白いです。更新頑張ってください。ヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ (2014年7月29日 18時) (レス) id: 3e8c6e3078 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どろ | 作成日時：2014年3月9日 1時
