大切な弟を守るため。 ページ2
「“シンガーソングライターのAは、DROエンタテイメント所属の新人アーティスト。新人ながら実力は専門家も認めるほどで、今年一番売れると予想されている注目株だ。”……だって。」
ケータイで検索したらしく、ジョンデが文章を読み上げた。
そのジョンデのケータイを覗き込むチャニョル。
「ふーん。92年生まれか。俺らと同い年だな。顔も結構カワイイじゃん。どう思う？ベッキョナ。」
「……ダメでしょ。」
その一言に一斉にベッキョンに注目するメンバー。
「だってセフナだよ？俺らの可愛いマンネじゃん！まだ赤ちゃんなのに、恋愛なんて……絶対ダメでしょ！」
眉毛をひくひく動かしながら訴えかけるベッキョン。
「没収没収！セフナは今後一切A活動禁止！」
「で、でもまだ恋愛対象にしてるって決まったわけじゃ……ただのファンかもしれないし……」
「甘いよジュンミョニヒョン！ハマりすぎてフニャフニャになって、活動に支障きたしたらどうすんの！？」
ベッキョンの訴えに熱がこもる。
「でも没収かわいそう。セフナ泣くかも……」
眉をへの字に曲げたレイが言う。
「確かにやりすぎ。口で注意すればいいだろ。」
とクリスもかばう。
「注意するのもかわいそう！でも恋愛禁止は賛成。」
タオはぬいぐるみのクマの手を上げさせ、“賛成！”と言っている。
「確かにそうだな……。じゃあセフナがだめなら……向こうに圧力をかけよう。」
「どうやって？何か案があるのか？ベッキョナ。」
「ふっ。なめるなよ、チャニョラ……」
ベッキョンは怪しく微笑んだ。
「Aさんとやらにセフナじゃなくて、俺たちに惚れていただいたらいいんだよ……そしたらセフナの思いは届かないし、諦めてくれるだろ？」
「それ名案！ヒョン天才！」
ぱちん、とジョンインはベッキョンにハイタッチした。
「そううまくいくかな……」
とぼそりとつぶやいたミンソクの言葉は届かず、
「そうと決まったら円陣だ！集合！」
ベッキョンの掛け声で全員円になる。
「はい、ジュンミョニヒョンいつもの！」
「え、あっ、ゴホッ……じゃあ……EXO、さらんは」
(ガチャッ)
「ただいまーって、何してんの？」
急なセフンの登場に、各々変なポーズをとったりしてごまかすEXOであった……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1068人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
どろ(プロフ) - ともさん» こちらこそありがとうございます(^^) (2021年4月24日 0時) (
レス) id: bf08aa8866 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - セフナ…笑。ぶっ飛んでてとても面白いです！ありがとうございます！ (2021年4月15日 15時) (レス) id: 69d2a3416e (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - めっちゃ好きです！更新楽しみにしてます！ (2014年12月24日 14時) (レス) id: 8b369abc82 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - 大好きな作品のひとつです。 更新楽しみに待ってます♪ (2014年9月22日 14時) (レス) id: bf065e3246 (このIDを非表示/違反報告)
exolove(プロフ) - 面白いです。更新頑張ってください。ヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ (2014年7月29日 18時) (レス) id: 3e8c6e3078 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：どろ | 作成日時：2014年3月9日 1時
