貴方の専属「圧倒的モブ顔店員」です。 【2j3j】

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クレープ屋は、今話題のSNS映えする

少し凝ったこだわりのあるクレープが売りだ。

定番商品はチョコのクレープ生地にバナナをふんだんに使ったチョコバナナクレープ

クレープは普段食べないので心が踊ってしまう。



うまそー、と呟く隣の彼に頷くと

自身の腹がくるるると大きめの音が鳴った。

バッと勢いよく手を伸ばし隣を見上げると にやぁと笑っていた。




「クレープ食べたら？」



『いえ、先に腹ごしらえですね･･･クレープはおやつです』




クレープは3時のおやつって決まりがあるんですよ！と得意げに教えると

へー、太るよ？とデリカシーの無いことを言われてグサッと心臓に何かが刺さった。

そりゃ今でも貴方より太いもんなぁ･･･と青筋を立て拳がわなわなと震えた。




『デリカシーのない男は嫌われるので発言の撤回を求めます』




「あー･･･太ってても可愛いけど？」



『撤回しろって言ったんですが？フォローになっても無いですから』



「ホントのことだもんｯ♡」





はいはい、どうも。と軽く返し

フードコートの中の定食屋に行くことに

唐揚げ定食と〜、あとは･･･とメイン料理とサイドメニューを幾つか頼むローレンさんに

そんなに食べれるのだろうか？と彼の顔を怪訝そうにチラチラと見る。

私は天丼に味噌汁と漬物が付いたセットを食べることに。




つい食べたい物を頼んでしまったが、

こういう時、女性は何を食べるんだろう。

脂物は控えるべきだったかな？

それにしても、



『ローレンさんは、結構食べるんですね』



「実は、食べる日と食べない日があって･･･血糖値爆上がりで気絶したことあるっすけどね」



『･･･はぁ？』



「ﾝー？そんな目で見ないで欲しいカナ？」

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