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『あ、あの、ローレンさんのこと考えてて！！
その、な、なんか･･･格好いいなって、考えて、て？』
あははー、とあからさまに苦笑いを零しながらも
出た言葉は段々と尻すぼみに終わった。
背中に冷や汗がダラダラと流れ出し、口も開けなくなった。
こんな場で空気を崩すように謝罪ばかりしては楽しくないだろうと、口を開いてしまった結果がこれだ。
ショッピングモールに入りもせず、二人の間には長い沈黙が流れた。
一体外で何してるの？と言わんばかりに
秋直前の生温い風は頬を撫でた。
この際何でもいいから反応して欲しかった。
頭おかしいくなった？でも良い
とち狂ったのか？とでも言ってくれ
そんなこと、貴方は言わないけど
兎に角何でもいいから、口を開いてくれ。と懇望していると漸く彼は口を開いた。
「＿＿き」
『え？』
「俺ｯそんなこと言われたら･･うｩｯｯﾜ!!溢れる、無理、好き。ごめん無理、無理好き。はー、好き 大好き！！あぁ！！マジ今日俺来てよかったァ！！！！！」
うん こっちも良かったよ
とち狂ってるの、貴方の方だった。
未だ発狂し、ついには天を仰ぎ出したローレンさんは周りのお客様さんから変な目で見られている。
こういう人だったな、そういえば
なんてつい遠い目をしてしまったけれど原因は私の発言である。
「ち、ちな、因みに何処が格好いい？」
『ェ？あ、あー、うーんと･･･私服とか、し、仕草とか？』
「ッアッ、分かっった･･･今日婚姻届提出する」
『どこから婚姻届出てきたんですか？』
私服なんてシンプルなやつだし
仕草なんて、それ全部やん！マー！！
と天に向かって吠えるローレンさん。
やめろ、他の人からの目が痛い。
これ普通に謝っておけば良かったんじゃ･･･と思ったが、一気に気分が上昇したローレンさんを見ていると言って良かった･･･のだろうか？
「も、なんでも買っちゃう･･･♡」
『え、本気ですか？』
「本気と書いてマジ。
ね、ここ出たら、役所行こ？」
『はい？嫌ですよ』
どうせ婚姻届目的でしょ？
まだ先の話です、いつも気が早いんですよ。
そう言い放って先にショッピングモールの中に入っていく。
我に返ったのか焦った様子のローレンさんが後ろから着いてきて隣に立ったかと思うと
今度はﾌﾍﾍﾊﾍﾍﾊ と変な笑い方をしていた。
「まだ、先の話･･･」
『なんか言いました？』
「なんもなぁい」
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。どろ(プロフ) - とさかさん» とさか様、コメントありがとうございます！ちょっとメンヘラ意識してたので気づいて頂けて嬉しいです…！応援ありがとうございます！ (3月13日 11時) (
レス) id: 474271a7de (このIDを非表示/違反報告)
とさか - とってもおもしろいです‼ちょっとメンヘラな所、最高です。 更新楽しみに待っています！ (3月11日 18時) (レス) @page22 id: 7dfc9e770a (このIDを非表示/違反報告)
。どろ(プロフ) - ひかりさん» ひかり様、コメントありがとうございます！これからも更新頑張っていきます！ (2月15日 0時) (レス) @page17 id: 474271a7de (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 素敵です！！続き楽しみにしてます! (2月12日 18時) (レス) @page16 id: 066d5681b9 (このIDを非表示/違反報告)
。どろ(プロフ) - こあらさん» こあら様、コメントありがとうございます！そして気づいてくださりありがとうございます。誤字脱字にあまり気づかず･･･こあら様が教えて下さり助かりました！応援ありがとうございます！ (2月7日 7時) (レス) id: 474271a7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。どろ | 作成日時：2024年1月28日 19時
