貴方の専属「圧倒的モブ顔店員」です。 【2j3j】

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新しいショッピングモールは

クレープ屋と服屋目当てでそこを選んだ。と電車の中で彼に話すと

クレープの話題にはゆるゆる笑っていたが

服屋と言えば、合コン用の服じゃないよね？と詰められた。

合コンの服はまた後日に見ようかな？と言い機嫌を取ろうとしたが、何故か余計機嫌が悪くなった。

機嫌が悪くなったと言っても、ツーンとそっぽを向く感じで本当に機嫌が悪くなったわけじゃないので非常に可愛いらしい。




ところで

ローレンさんは本当にショッピングモールで良かったんだろうか？と隣に立って電車に揺られている彼に問いかけた。

彼はすぐに首を横に振り、持っていた吊革をギュッと握った。




「俺はどこでも。日本はまだ、行ったことないところばかりで･･･Aさんがすんなり決めて助かったわ」




『行きたいお店見つけたら、絶対言ってくださいね』




「うん。エデンにもショッピングモール、流石にあるけど･･･一緒に行ってた相棒も、もうあまり関わらなくなっちゃったし」




買い物って、ゲーム関連以外久々かも〜

と、澄まし顔で呟くローレンさん。



エデンの話を聞くのは新鮮で、彼を知れたような気がして嬉しいが 度々出る相棒さんの話では必ず悲しい顔をする。

前に引退したと言っていたから、それから関わりが少なくなっているのだろうか？

あまり悲しい顔をさせたくは無い。

けれど、その相棒さんの話をするのはやめましょうと言うのは絶対に違う気がする。

彼にとって、とても大きい存在だったのだろう

口に出さずには居られないような、

どうしても、「相棒」さんが存在していたことを確認したい感じがする。

だから、わざわざ触れないし 聞いてないフリをする。

それがいいのか悪いのか分からないけど。




『ェ･･･エデンのショッピングモールは、大きそうです。なんか、近未来的な･･･レジが全部ロボット！みたいな？』




「ンー、正解ではあるよ」




色んな種族がいるし、色んな建物も施設もある

近未来的で日本に無いものだって勿論ある。

逆に無いものどれ？って感じよ？





「それでも、俺は日本に行きたい理由がある」










Aさんは、何でか分かる？

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