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心臓が重くなったり、ギュッと締め付けられたりして大変だ。
手を繋ぐべきなのか?いや、でも恋人じゃないし手を繋がないのが普通だ。
ローレンさんは慣れない私にエスコート的な意味で手を差し伸べたんだろう、遮ってしまったのは申し訳ない。
かといって、慣れないから手を貸してほしいって言うのも違う気が・・・
やばい、変なこと考えすぎて頭がグラグラしてきた。
兎に角落ち着こう、とローレンさんの隣で深呼吸していると
アナウンスの少し後に何両もある電車が目の前に止まった。
切符を無くさないように財布の中に入れてその電車に乗ろうとすると
ぐいっと力強く手を引かれて後ろに仰け反る
「電車、もー1個後のやつ!」
『・・・ひゃい』
言ってなかった、ごめん。と謝るローレンさんに
取れるんじゃないかってくらい首を横に振る。
流石に恥ずかしすぎる・・・
都内の電車怖い。もう乗らない。
なるべく迷惑をかけないようにと心掛けていたのに、
早速こんな醜態を晒してしまうとは情けない。
ローレンさんは優しいから、笑って許してくれるけど
これ、普通に嫌われても可笑しくないのでは?
でもごめんなさいって謝ってばかりでは折角のお出掛けが楽しくなくなってしまうし・・・
『あー、・・・あの、』
「んー??」
『ありがとう、ございます。ローレンさんと、いると安心します・・・』
「・・・・・・・・ッえ゛??」
『でも今日頼ってばっかり、私も事前に色々調べれば良かったかも・・次はちゃんと調べようかと!』
「・・・・・・・」
『?ローレンさん?』
「・・・ウッワ゛!危ね、気絶しそうだった」
なんで?
なんでも?とへらりと笑う彼は何となく耳が赤い
照れているのか、照れることを言ってしまったのか。
こんなに醜態を晒した私のこと、まだ好きでいてくれるの?こんな耳とか顔赤くしてまで?
じーっと見つめると 何!?それにしても暑ッ!!と慌ただしく手で顔を扇ぐローレンさんに笑ってしまう。
顔を観察していると自然と髪の毛が目に入った。
相変わらず染めてない天然の赤色って感じで綺麗な髪・・・
所々三つ編みしてる、可愛い。
『三つ編み・・・』
「ああ、これ?気合い入れてやってみた!」
『私も、それ出来ますか?』
「ある程度長いし、出来んじゃない?」
今度
やってみようかな
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。どろ(プロフ) - とさかさん» とさか様、コメントありがとうございます!ちょっとメンヘラ意識してたので気づいて頂けて嬉しいです…!応援ありがとうございます! (3月13日 11時) (レス) id: 474271a7de (このIDを非表示/違反報告)
とさか - とってもおもしろいです‼ちょっとメンヘラな所、最高です。 更新楽しみに待っています! (3月11日 18時) (レス) @page22 id: 7dfc9e770a (このIDを非表示/違反報告)
。どろ(プロフ) - ひかりさん» ひかり様、コメントありがとうございます!これからも更新頑張っていきます! (2月15日 0時) (レス) @page17 id: 474271a7de (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 素敵です!!続き楽しみにしてます! (2月12日 18時) (レス) @page16 id: 066d5681b9 (このIDを非表示/違反報告)
。どろ(プロフ) - こあらさん» こあら様、コメントありがとうございます!そして気づいてくださりありがとうございます。誤字脱字にあまり気づかず・・・こあら様が教えて下さり助かりました!応援ありがとうございます! (2月7日 7時) (レス) id: 474271a7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:。どろ | 作成日時:2024年1月28日 19時