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「や、だッ・・・だって!!そんな・・・」
「・・・ぷ、プロポーズじゃん゛!!!!!」
『___は??』
そんな、熱烈な・・・告白されて・・・
俺、どうすれば・・・Aさん、おれのこと・・・
後ろから手を引かれて着いてきていた
ローレンさんが立ち止まったかと思いきや、
茹だった顔で何故か照れていた。
何を勘違いしているか分からないが
告白した覚えもないし、熱烈なことを言った覚えもない。
いい加減 家を案内して看病させて欲しいところだ。
ぽぽ・・・っとリンゴのように赤くなる頬は
彼の髪色と同化して少々心配になってしまう。
頬を覆う彼はモジモジしながら口を開く
「おれ、・・・熱あがりそう♡」
『あーあ。それは大変だ、早く家に行きましょう』
「そんな、いやッ、急かさないで・・・?」
『・・・随分と元気なことで』
確かに、この様子じゃ看病要らなかったかも。
発熱は慣れっこだ。と仰っていたがその通りかもしれない。
体調不良も日常、というか強がり?
普段通りを装うのが得意な人なんだろう。
しっかりと看病して、
日本の熱の治し方はこうだよ!
エデンでも無理するなよ!と伝えてあげないと。
そう意気込んで、
ギュッと掴んでいた手を引くと
何故か照れていた。
・
はい、どーぞ!
と元気に玄関の扉を開けるローレンさん。
お邪魔します、とマンションの一室を潜ると
「まーじ身体しんど!!」と慣れた様子でリビングへ進んでいくローレンさん
後を追いつつも、リビング以外の部屋をさらりと見てみるが・・・
さすが仮拠点と言っていただけあって質素な印象だ。
彼の趣味だろうか?ゲーム関係の机やパソコン等はあるものの、それ以外は特に生活感がない。
あまりまじまじと見るのも如何なものか、と
リビングへ続き 本来の目的である看病へ
『お粥 食べれますか?』
「・・・オカユ?」
『あ、えーっと・・・お米を水で柔らかくした、消化の良いごはんです』
「Aさんが作ってくれるの?」
幼子の様な顔でこちらを見るので
作るよ。と縦に頷くと 安心したように彼は笑った。
「Aさんは料理出来るの?」
『うーん、・・・で、できない方だと、思います』
「そっか・・・かわいい・・・」
『重症ですよその発言』
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。どろ(プロフ) - とさかさん» とさか様、コメントありがとうございます!ちょっとメンヘラ意識してたので気づいて頂けて嬉しいです…!応援ありがとうございます! (3月13日 11時) (レス) id: 474271a7de (このIDを非表示/違反報告)
とさか - とってもおもしろいです‼ちょっとメンヘラな所、最高です。 更新楽しみに待っています! (3月11日 18時) (レス) @page22 id: 7dfc9e770a (このIDを非表示/違反報告)
。どろ(プロフ) - ひかりさん» ひかり様、コメントありがとうございます!これからも更新頑張っていきます! (2月15日 0時) (レス) @page17 id: 474271a7de (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 素敵です!!続き楽しみにしてます! (2月12日 18時) (レス) @page16 id: 066d5681b9 (このIDを非表示/違反報告)
。どろ(プロフ) - こあらさん» こあら様、コメントありがとうございます!そして気づいてくださりありがとうございます。誤字脱字にあまり気づかず・・・こあら様が教えて下さり助かりました!応援ありがとうございます! (2月7日 7時) (レス) id: 474271a7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:。どろ | 作成日時:2024年1月28日 19時