貴方の専属「圧倒的モブ顔店員」です。 【2j3j】

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この都内のちっぽけコンビニに

ローレンさんが来る回数は週3回程。




以前彼がチラッと言っていたのだが、

週3回 来る内の2日間はしっかりと仕事がお休みの日

残りの1日は仕事終わりに来るそうだ。

多忙だろうに、こちらの世界に来てくれるローレンさんは余程日本がお気に入りの様で

このコンビニの近くに借りている部屋がある様子。








「ここのラーメン屋がお気に入り」

「ここのイクラ丼が美味しいらしい、俺は食べないけど」

「このゲームまじで良い、ガチで良い」


と、いつも世間話に花を咲かせてくれるローレンさんが･･･








『え、来てない？』





店長「そうなんだよねぇ、国行ちゃんはあの子と会ってる？僕全然見てなくてさ〜･･･元気にしてる？」




『･･･えーっ、と』




確か＿＿＿

あのお出掛けの日時を決めた日が月曜日

そして今日は金曜日だから･･･

3日間来てないということになるのか。



うーん、と心配そうにレジに立つ店長は

チラチラと入口の扉を気にしているが

そんなに眺めても簡単に「お待たせしましたー！」って来ないでしょうに。





『何を心配しているか分かりませんが、たったの3日ですよ？今までが来すぎなのでは･･･』




店長「えー、そうかなぁ？でも三日間来ないだけでも心配なんだよね〜」




だって、異世界の人なんだもん。





そう悲しそうに呟く店長は随分とローレンさんがお気に入りみたいだ。

ローレンさんからも偶に店長の話を聞くし、

こうして1年も通ってくれている彼と店長は

いつの間にか良い関係性になっているのだろう。






いつものんびりして明るい店長が悲しそうにしているとこちらも辛いものがある。

元気だしてください。と

店長の背中をぽんぽんと叩くと

彼はこちらにゆっくり顔を向けて口を開いた。





店長「･･･ふふ、国行ちゃんも心配そうな顔してるよ？」





『いやぁ？まさか』





店長「素直じゃないねぇ」





『いやぁ？素直ですよ』

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