16% ページ18
行き場所は私が望んだ新しいショッピングモール
日にちは彼の都合のいい来週の水曜日となった。
土日じゃなくて良いのか?と聞くと
「土日は土日で忙しいから」だそうだ。
時間帯はLIN3で追って連絡するとして・・・と
淡々と進んで行った予定だが
予定を決めている間に不安点が一つあった。
やっっっばい・・・
私、異性と2人きりでお出掛けなんてしたことない。
彼が喜んでくれているのは非常に有難いが
私は異性と2人きりでお出掛けなんてしたことがない!!
「Aさんとデート♡♡♡」
『あは、アハハハ・・・』
初めてのお出掛けが、
まさかの異世界人だなんてハードル高ぇ・・・
・
国行A、考えすぎだ
今まで男性と話したことは何回もあるわけだし、お出かけくらい何とかなるか。
いや、何とかなるで済ますな。
それであっちに迷惑かけたらどうする?
彼と出掛ける約束をしてから翌日
一生脳内会議が終わらず、私は補充していた手を止めてため息をついてしまった。
『あー、終わっった・・・』
新人「え、どうされたんですか!?」
夕便が来た後、私と一緒にパンの補充をしていた新人ちゃんは
目を見開いて隣の私を見た。
すごいどんよりしたオーラ纏ってますよ!?と
明るく言ってくれる新人ちゃんだが
それって国行さんは暗いってこと?
暗い・・・いや、その通りだ。私は暗いんだ。
『だって、男性と2人で出掛けたことなんてないよ』
新人「・・・男性と2人、ってまさか異世界赤髪さんのことですか!?!?」
『そうとも言う』
新人「き、き・・・」
キャー!!!と控えめに黄色い声を出す新人ちゃんに
言わなきゃ良かった・・・と後悔し耳を少し塞いだ。
え、え!?と興奮する姿は恋バナに夢中になる女子高生の様だ、新人ちゃんは相変わらず若い。
新人「デートっっ、てやつですよね!?」
『うーん?違うと思うけど』
新人「ちっ、因みにどこ行かれるんですか?」
『私が行きたかった、あの新しく出来たショッピングモール』
新人「っっそれ、デートってやつじゃないですかッッッ!!」
若干鼻息が荒くなっている新人ちゃんをジトっと見つめる。
異性とショッピングモールに行く=デート なのか?と多少疑問に思うことはあるが
まぁ、デート・・・かぁ
『いや、デートでは無いよ』
新人「もーう、認めてくださいよ!!」
なにをだよ。
1512人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
。どろ(プロフ) - とさかさん» とさか様、コメントありがとうございます!ちょっとメンヘラ意識してたので気づいて頂けて嬉しいです…!応援ありがとうございます! (3月13日 11時) (レス) id: 474271a7de (このIDを非表示/違反報告)
とさか - とってもおもしろいです‼ちょっとメンヘラな所、最高です。 更新楽しみに待っています! (3月11日 18時) (レス) @page22 id: 7dfc9e770a (このIDを非表示/違反報告)
。どろ(プロフ) - ひかりさん» ひかり様、コメントありがとうございます!これからも更新頑張っていきます! (2月15日 0時) (レス) @page17 id: 474271a7de (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 素敵です!!続き楽しみにしてます! (2月12日 18時) (レス) @page16 id: 066d5681b9 (このIDを非表示/違反報告)
。どろ(プロフ) - こあらさん» こあら様、コメントありがとうございます!そして気づいてくださりありがとうございます。誤字脱字にあまり気づかず・・・こあら様が教えて下さり助かりました!応援ありがとうございます! (2月7日 7時) (レス) id: 474271a7de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:。どろ | 作成日時:2024年1月28日 19時