貴方の専属「圧倒的モブ顔店員」です。 【2j3j】

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合コンデビューしようと誘われ、
断ったのだが 友人の強引な誘いで強制参加となってしまったらしい。

来月にしてくれたのは

友人なりの「覚悟決めて準備しろよ」という一種の気遣いなのだろうか。

気遣いなのか怪しいが、気遣いだと思うことにした。





別に気合を入れていく訳では無いが、

浮かない格好･仕草を身につけるのは常識だ。

服は来月までにある程度揃えるとして

私に必要なのは酒の耐性とコミュ力だ。





「え、酒の耐性？」




『はい、実は･･･ご、ぁーーー･･･あの、飲み会があって？』




飲み会？？と首を傾げたのは

今日も 愛用の煙草をカートン買いしようとしているローレンさん。

いつも暇な時間帯に来るので、こうして少しの間喋っている･･･喋りかけてくださるので世間話をするのだが

本日は私から彼に聞きたいことがあったのだ。




『飲み会なんてあまり行ったことがないのですが、今回は友人のお誘いで･･･』




「酒は俺も飲まんな〜」




『そうですか』




酒が苦手でも何とかなるかな。

でも酒に慣れていないせいで醜態を晒すことになる可能性は避けたい。




うーん、と1人で悩んでいると

ローレンさんが私の顔を見て口を開いた




「ねえ、さっき飲み会の前に ご って言いかけたの あれ何」




『え、特に何も？噛んだだけです』




合コンって言いかけてやめたんだよ、察してよ！

合コンの為に酒の耐性を付けたいんです〜とか、そもそも酒耐性ない女は合コンに向いてないとか思われたら嫌じゃん。

それになんか、ローレンさんに合コンって言うと反応が怖いし･･･





「あー、もしかして 合コン？？」




『････違います』




「そうだよね？違うよね？合コン？俺がいるのに？？」




『あー合コンです合コンです』




「最後まで隠し通せよ！！！俺という最愛のダーリンがいんだろ！！！」




はぁ゛！？浮気やん！！！と大声で地団駄を踏むのは辞めてくださいお客様


一応断ったんですけど〜･･･と一通り数日前の出来事を説明すると

徐々に顔色が悪くなり最終的に俯いたローレンさん。



あのー、と目の前に居る彼に声をかけると

キッと鋭い目付きで睨んできた




「最悪、最悪、まぢ許さん」




『彼氏に冷たくされた女子高生みたいな反応しないで下さい』




「絶対許さない･･･もしAさんに触る男が居たら銃で打っちゃう･･･♡」




『何その物騒すぎるヤンデレゲーム』

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