名前 ページ8
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【人間にしてくれるな】
ねぇ………………。
そう言い残して先生を映し出すモニターが消えた。
にしても、こいつ二個持ちだったのかよ。
にしてももう一つはなんだ？？
虚無もまだちゃんとわかってないってのに…二個持ちが嘘だったら覚えとけよクソが。
弔「黒霧、お前二個持ちなのは知ってたのか？」
黒「いえ、初めて聞きました。それどころか虚無の話も。………彼女は壊れないから死柄木弔に5本指で触ってもらってみてくれ、としか伺ってませんでした」
弔「っち、そうかよ………」
ガキの顔を見ると不思議そうにこっちを見ていた。
先生との会話を聞いても意味が理解できなかったからか少しぽかんとしている。
お前の話だぞ？もっとちゃんと聞いといて欲しかったなぁ。
またコレを俺が説明するのか？
ありえないだろ。
弔「…………名前ねぇ……なぁ黒霧、なにがいいかな」
黒「死柄木弔が好きに決めたらいいと思いますよ」
浮かばないから聞いたんだろ。くそっ。
しばらく顔を見てたらなんとなく…
弔「………A………」
うん。それでいい。
弔「お前は今日からAね」
『……A…？？』
弔「そう。A。お前の名前だよ」
『………名前、A……A……』
弔「Aって言ったらお前の事だ。いいな？」
AAと未だに呪文みたいに繰り返してる。
こいつ……理解できてんのか？？？
と思っていたら『名前……A』と自分を指しながら言ってきた。
弔「ぁあ。そうだ。」
理解はしたみたいだな…。
『………名前、わからない』
そういうと俺を指差してきた。
弔「俺の？」
遠慮がちにコクンと首を縦に振った。
弔「死柄木弔」
『し、がら…きと…むら？』
「……ぁあ………弔でいい」
『とむら。名前。とむら……』
何度か俺の名前を復唱して今度は黒霧を指差した。
『………名前』
黒「私ですか？私は黒霧と申します」
『…く、ろぎり』
今度はモニターを指差した。
弔「さっきのは先生」
『……せんせ、い』
弔「覚えたか？」
『……A………とむら、くろぎり、せんせい』
満足したのか何度か小さくうなずいて冷めてしまった朝食をまた食べ始めた。
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うさぎ - めっちゃ最高です!こういうのずっと探してました...!続き待ってます!! (2023年3月2日 23時) (
レス) @page41 id: 3ecc3fc024 (このIDを非表示/違反報告)
修羅 - めっちゃサイコーでした！クラスのみんなに教えたら、めちゃくちゃすげぇー！って言ってました！これからも頑張ってください！ (2022年10月21日 18時) (レス) @page41 id: aebff763ed (このIDを非表示/違反報告)
ミント(プロフ) - 凄く神作ですっ！雄英の人達とか世間も絡まして欲しいですな。こうしんまってます！ (2018年9月17日 3時) (レス) id: d2540f83d3 (このIDを非表示/違反報告)
のーてんき(プロフ) - 死柄木かっこええ〜!!!続き待ってます!(めっちゃ期待) (2018年9月7日 1時) (レス) id: 5a4de6dfa1 (このIDを非表示/違反報告)
姉系チート(プロフ) - 死柄木まじ、え？ちょ！…神作やん頑張って下さい！！！ (2018年6月11日 6時) (レス) id: 41a0229c91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょむ | 作成日時：2018年4月2日 4時
