月島くんの日常

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今日の練習は無駄にハードだった。




僕たちが部活に来るのが遅かったから澤村さんとコーチがご立腹なようで…。





にしても…日向にみられるなんてついてない。





僕も迂闊だった。





昼休みまでは…いや、日向に問い詰められるまでは僕の心はひどく穏やかだった。







------昼休み------


『蛍くん！ご飯食べよ！今日は一緒に食べる日だよ〜。はいこれ蛍くんの分のお弁当』




4限が終わるないなやAが僕の元に駆け寄って来る。




月「うん、わかってるよ。…今日は何？」





『ん〜？さーなんでしょ！あ、山口くんいつもごめんね？』




山「大丈夫、大丈夫！俺向こうで他の奴らと食べて来るから！ツッキー、Aちゃんごゆっくり！」




いつもは僕は山口と、AはAの仲のいい友達とで別々にご飯を食べている。




けど水曜日だけ一緒にご飯を食べようと約束している。



ちなみになんで水曜日かは、A曰く『水曜日って週の真ん中だからなんかイベント感にかけるよね！』らしい。




正直Aと一緒にご飯を食べられるなら何曜日だって構わないし、むしろ毎日でもいいくらいだ。





だけどまぁ、向こうにも友達がいるわけで女子トークに花を咲かせる時間も大切だからと1日だけとなってしまった。




それにひきかえ駄目元で「じゃあその日はAがお弁当作ってよ」と頼んでみたら『ママさんが大丈夫だったら私はそれで大丈夫だよ』とすんなり了承してくれた。ちなみにママさんは僕の母さんの事。


多分なんとなく話の流れでわかってるかもしれないけど、僕たちは中学の時から付き合っている。




だから母さんとAは面識がある。




一応母さんに聞いてみたら「Aちゃんの負担にならないなら大丈夫よ、1日お休みできるの嬉しいわ」とニコニコ笑っていた。



そっか…あんまり気にしていなかったけど僕は休日に部活もあるから母さんは毎日お弁当作ってくれてたんだよね。





お弁当作るのって大変なのかな？？




そんなやりとりを思い出しながらAが作ってくれたお弁当を開ける。



………うん。すごく美味しそう。





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