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急いで顔を覆うも、彼はその手を握って見つめてくる
なんで、こんなにも色っぽいのかな
「 図星って顔してる 」
『 すきで、だめですか 』
「 っかわいい反則 」
いつもよりぎゅうぎゅうに抱きしめられる
急いでご飯食べなくちゃいけないのに、放れたくない
きっと思うことは同じで、
「 今日一緒寝よ 」
『 いつも寝てるくせに… 』
「 やった〜〜 」
抱えられて椅子に戻り、せっせと食事を済ませる
美味しいって毎日言ってくれる彼が大好きです。
『 本日はお仕事じゃなかったんですか…？ 』
「 実は志麻くんと連絡とれんくなってさ… 」
『 志麻さんが…？ 』
いつもより真剣な表情を見せるセンラさん
少し悩んだ顔をして直ぐに携帯を片手に出掛ける準備を始めた
「 お留守番頼んでもええ…？直ぐ帰ってくるから 」
『 もちろんです、行ってらっしゃい 』
頭を一撫でして、ふふっと微笑むと出掛けてしまう
その間に片付けようと私も動き始めた
…にしても志麻さんが珍しいなぁ
センラさんが帰ってきたのは出掛けてから4時間が経過していた
ずぶ濡れになった彼を見てタオルを急いでかける
『 どうしたんですか…？ 』
「 蓮にはやくあいたくて…だめぇ…？ 」
『 酔ってますね…はぁ…お風呂入ってきてください… 』
結局志麻さんのことを聞けずに彼を風呂場に向かわせる
その隙にご飯の準備をしていた
『 ん、あれ、志麻さんからだ… 』
「 もしもし蓮ちゃん？聞こえる？ 」
『 こんばんは、どうされました？ 』
いつもと変わらない声に、いつもと同じ志麻さん
ただおかしなことはこの時間帯にかけてくること…
「 実はセンラと呑んでて、喧嘩してもうたんよ笑 」
『 珍しいですね…でもセンラさんの様子が変だったのでお察ししました 』
「 ごめんなぁ…数日は迷惑かけると思うわ 」
了解です、と返事を返して喧嘩の発端を聞いた
どうやら今後の活動で熱が上がりすぎて揉めたんだとか…
「 まぁそういう事やから、ほんまごめんな 」
『 良いんです、全然気にしないでください笑 』
「 れーん…？誰と話してんの… 」
『 ちょ、センラさん…！！ 』
電話を取られると、そのままボタンをスライドさせられる
危機感を察知したときには既に遅かった
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みさき - 続編でも更新頑張ってください！ (2021年12月5日 7時) (
レス) id: 22415e6d48 (このIDを非表示/違反報告)
みさき - わー！続編待ってました！おめでとうございます！ (2021年11月12日 7時) (レス) id: 22415e6d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮。 | 作成日時：2021年11月11日 16時
