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帰ってきた、この冬に、この家に
Sweet Winter.part 2.
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窓の外を見ても、景色は変わらず雪が積もっている
ぶるぶると震える体を暖めてくれるのは他の誰でもない
「 おはよ〜 ほんま寒いな… 」
『 昨日あれだけ布団で寝てくださいって言いましたよね！！？ 』
「 いや〜作業がてんこ盛りでさぁ？ 」
トボトボ…と起きてきたセンラさんは私の隣に座る
いつもハグして体温を貰っていくのだ
「 おはよーのきすは？ 」
『 そ、んなこと、した覚えないです、！ 』
「 じゃ今日からしよ！！なぁお願い〜〜〜 」
最終的には土下座までされて、
仕方なく今日だけならと条件を付けた
『 おはよう、ございます…ん、っきゃ！！？ 』
「 ん…おはよ蓮 」
頬にキスをするつもりだったのに
腕を引っ張られて大胆にキスをすることになってしまった
彼は意地悪に微笑んで朝食の準備を始める
『 せんらさんの、ばか… 』
やっぱり、わたしには甘すぎたようです
なのに彼はいつも余裕を持って、私は弄ばれてるみたい…
『 センラさん 』
「 んーなに〜？っ、 」
振り向いた瞬間、彼にキスをした
自分の中では今までで一番上手く行ったドッキリでは…？
「 ぁ、やば、ちょ蓮こっち向かんで！ほんま！！ 」
『 えぇ〜〜？もしかして照れてますか？あのセンラさんが？？ 』
「 …あほ 」
それからつんつんといじけ続けるセンラさん
朝ごはんを食べているときもわたしを睨んで食べていた
『 そんな睨まなくてもいいじゃないですか！！？ 』
「 だってぇ…彼女の前で格好悪いとこ見せたないもん！ 」
彼の言葉はいつもわたしのどこかを刺激する
その度に胸が鳴って痛いのだ
『 せ、センラさん、そういう事言わないでください 』
「 なんで！！？俺の気持ち告げただけなのに…？ 」
『 そういう事言うと心臓が痛いんですよ…何ででしょうね 』
「 へぇ〜〜〜？ 」
お箸をこつ、と置いて隣に座った
かと思えばいきなりソファーに連行されてぼふっと倒れ込む
「 俺のこと、だぁーいすきなんやろ 」
『 なっ…それはそうですけど… 』
「 きっとその痛みって好きやから、やない？ 」
はっ…と今までの経験を思い返した
確かに告白されたときもキスのときも…
どれもこれも、思い当たるものばかりであった
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みさき - 続編でも更新頑張ってください！ (2021年12月5日 7時) (
レス) id: 22415e6d48 (このIDを非表示/違反報告)
みさき - わー！続編待ってました！おめでとうございます！ (2021年11月12日 7時) (レス) id: 22415e6d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮。 | 作成日時：2021年11月11日 16時
