※これは【反応集】です。

📖🔖／夜に眠れないでいてみた ページ1

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# 太宰治 .


「 うーん…睡眠は大事だからなぁ… 」
困ったように眉を八の字にした。子守唄でも歌ってあげようか？ そう言って笑い、冗談だよと口にする。寝れない寝れないと連呼するAを半ば強制的に寝具(ベッド)に連行。
「 今日も疲れているだろうし寝給え 」
布団を掛け、「 お休み 」と囁き、そっと頭を撫でてくれた。翌朝には安心したように頷かれる。

「 …お早う。眠れたみたいだね 」



# 国木田独歩 .


「 むむ…眠れないのか 」
顎に手を当て、片っ端から良質な睡眠方法を探していく彼。しかしあまり良いのが見つからない。如何したものか……ブツブツ唱えていたが、Aに服の裾を引っ張られた。
「 ……い、一緒に寝ろと…！？ 」
そうすればよく眠れるから、なんて理由を述べて、ぐいぐい引っ張る。暫しの間葛藤した彼だったが押し負け、素直に隣に寝てくれた。
朝起きたら寝呆けながらも「 …ん、お早う 」と声を掛けてくれる。眼鏡を隠している、という悪戯をしたら怒られてしまった。



# エドガー・アラン・ポオ .


「 へ、一緒に寝てほしい…！？ 」
見てる此方も釣られて赤くなってしまうくらい赤面された。ブンブン首を横に振り、「 わ、吾輩はそう云うのは苦手である…！ 」と申し訳なさそうに拒否。
「 …手ぐらいなら繋げる…かも、 」
そう言って、眠れずに目が冴えているAの手に自らの手を重ねた。指を絡め、優しく力を込めてくれる。お休み、と小さく言った。

「 …………ふ、寝顔も素敵であるな 」



# 梶井基次郎 .


「 あれ、まだ寝てなかったの？ 」
睡眠は疎かにするべきじゃないからなぁ…如何したものか。ゴーグルを額に掛け、思案してくれる。其の横顔をじっと見つめていたら視線に気づいたようで、此方に軽く手を振っていた。──直ぐに其の手を強く叩き、大きな音を鳴らす。
「 ふふん、目が覚めたようだね 」
人間っていうのは一度目が覚めれば寝れない気持ちもリセットされるはずだ、と謎理論を展開してきた。

「 ま、寝れなかったら寝れなかったで映画でも見よっか 」
ドヤ顔で映画のDVDを見せつけてくる。……翌日、2人仲良く寝不足になった。



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