＊玉狛支部 ページ24
A「....って感じです。隠しててごめんなさい....泣」
陽太郎「A〜泣」
小南「そんな辛い思いを。気付けなくてごめんね」
宇佐見「宇佐見になろう。Aちゃんは今日から私の妹だよ〜」
小南「ずるいわよ、宇佐見。小南になるのよ」
烏丸「先輩方、Aをもらうのは俺なので。勘違いしないでください」
林藤「そんな話はまずいいだろう」
「なんで、親とも縁を切ったのに、母親が玉狛支部に来たんだ？」
A「それは、お母さんとお父さんが離婚したからです」
林藤「それじゃあ、もっと」
A「詳しく説明します.....」
「離婚した後、お母さんは外国にすぐさま夫を作りだしました」
小南「なによ、それ。最低すぎでしょ！！」
A「それで、その夫は子供持ちを条件にお母さんと付き合いました」
林藤「それで、Aが出されたってわけか」
A「はい、そうです」
小南「そんなの断りなさいよ。Aは遠征部隊の隊長なんだから」
A「私もそう言った。けど、お母さんは聞いてくれなかった」
「もし、もっと逆らうのであれば、私だって手段を選ばないとも言われました」
小南「なによ、その手段ってやつは？」
A「ボーダー全部隊で、お前を潰しに行くって」
小南「なによ、それ。無理に決まってるじゃない」
A「私もそう思ったんです。けどお母さんはボーダーのスポンサーだったんです」
「だから、ボーダーに命令ができるって、で今、本部にお母さんが交渉しに行ってます」
小南「それヤバいじゃない」
A「だから私は皆さんに最後の挨拶しに来ました」
「お母さんにはやっぱり逆らえないです、私」
「沢山の楽しい時間をありがとうございました」
小南「A、何言ってるのよ」
A「私にはどうすることできませんでした。ごめんなさい」
烏丸「Aのバカ！！」
A「京介」
烏丸「Aはもう一人じゃないんだぞ」
「玉狛支部の皆がいる。仲良くしているボーダーの先輩、後輩がいるんだ」
「ボーダーの先輩、後輩がそんなこと許すか。上層部だって」
「それは皆の事を信じてたら、そんな事言わないよ」
「Aは人を信じて今やるべき事をしよう？」
A「う、うん」
小南「とりまる、そんな大きな声出せたのね」
烏丸「俺も、久しぶりにこんな大きな声出しました」
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作者名：どらやきパン x他1人 | 作成日時：2022年2月12日 8時
