＊過去 ページ3
普通の日常を過ごしていた
それなのに
忍田「A隊員、ちょっといいかな」
A「な、な、何でしょうか」
忍田「後で、13時に上層部の会議所まで来てもらえないか」
A「了解しました」
私、なにかしたかな。もしかして、解雇とか
私のボーダー人生、長いようで、短かったな
お母さんになんて言われるか......
昔みたいに逆戻りしちゃうのかな
風間「A、そんなしょんぼりした顔してどうしたんだ？」
A「風間さん〜」
風間「おぉ、なんだ急に」
A「私、もしかしたら辞めるかもしれません」
風間「？」
A「さっき、忍田さんって言う人から、後で上層部の会議室に来るよう言われたんです」
風間「それでなんで辞めるって言う結果になるんだ？」
A「上の人に来いって言われたら、それは悪い話しかないですよ！」
風間「けど、Aはなんにもしてないだろ。ボーダーの成績だっていい」
「解雇する理由はどこにも見当たらないがな」
A「私が辞めることになっても、私の先輩でいてくださいね」
風間「辞める程で話すな」
「もしAが辞めさせらそうになったら、俺も止めるからな」
A「あ、あ、ありがとうございます。先輩」
風間「俺にしがみつくな」
A「ご、ご、ごめんなさい。つい嬉しくて」
風間「はぁ。やっぱりAはいつ見ても飽きないな」
A「どういう意味ですか？それ」
風間「そのまんまの意味だ。なぁA」
A「なんですか？」
風間「13時までヒマだろう。久しぶりに俺と稽古するか？」
A「いいんですか？」
風間「いつもはずっと太刀川がつけてたからな。俺もたまにはやりたい」
A「よろしくおねがいします！」
風間「それじゃあ、仮想訓練室に向かうか」
A「はい」
風間さんに稽古つけてもらうの久しぶりだな
仮想訓練室
風間「それじゃあ、始めるぞ」
A「お願いします」
風間さんのスコーピオンは目で追えないほど早い
Aダウン
Aダウン
風間「この程度でへこたれるのか」
A「まだ、まだ」
Aダウン
Aダウン
風間「これで終わりか」
A「まだ、お願いします！」
私と風間さんの稽古は、２時間も続いた
私の勝手なイメージなんですけど
稽古つけてる時の風間さんって絶対Ｓですよね
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作者名：どらやきパン x他1人 | 作成日時：2022年2月12日 8時
