消えた惑星② (ページ26)

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50話ページ26

「今日はありがとう！

　またねー！」

宇宙艇で家まで送ってもらった。
カービィは空に浮かぶ宇宙艇を見送っている。

(それにしても、今日はいろんなことがあったなぁ。)

家に入りながら、今日の出来事を振り返る。

家を出たときは青い空が広がっていたのに、もう夕焼け空が綺麗に見える。

(魔獣を倒して、おかし食べて、帰る途中で惑星フィーネに行っちゃって、オーサー卿とメタナイトたちと会って...

そうだ、)

カービィはふと思い立って、ワープスターが入った箱を取り出す。

いつもなら箱から飛び出してくるのだが、今回は飛び出してこない。

「ちゃんとジャベリンが言ったこと守ってるんだね。
　明日までは、ぼくの家にいてね。」

ワープスターは、カービィに呼ばれていないときには基本的にある『隠し場所』で眠っている。

カービィとは常に一緒にいるわけではない。

「そういえば、君にはぼくの前にも持ち主がいたんだよね、知らなかった。

　あれ、でも...

　いつから、ワープスターはぼくといっしょにいるの？」

また新しくできた疑問。

ワープスターは、カービィが赤ん坊の頃から一緒だ。

でも、一体いつ、どこで、前の持ち主からカービィの手に渡ったのだろうか？

そんなカービィの疑問もつゆ知らず、ワープスターは煌々としていた。