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4話 ページ5

京子「もう、逃げよう!なんかあんだろ、皆考えろ!」

そしてテーブルの上をわさわさ探し始めた。

美玲は部屋を見渡し自分の世界に入っていた。

紗理菜「いったんみんな落ち着こう? こういう時こそ皆で、、、、、」

京子「かしこコンビは死ぬまで黙ってろ!!」

かしこコンビ、それは美玲と紗理菜の学力2トップの2人を指す言葉だった。

芽実「ちょっとそういう言い方は、、、、」

京子「なんか文句あるのかよ、お前らが動けよ!!」

皆の京子を見る視線が鋭くなった。

この状況で声を荒げたいのはほかのみんなも同じだった。

A「京子っていつもそう。自分の事しか考えてない。」

紗理菜「A!!今それはっ!!!」

京子「お前今なんつった?もっかい言ってみろよ!!」

A「私はただ、皆のことを考えてって言ってるだけ。」

京子「はぁ? 空気を読めない偽善者さんに言われたくないね!」

優佳「もう、やめなよ! ねぇ、美玲!美玲もなんか言って!」

しかし美玲からの返事はない。

紗理菜「影、無理だよ。美玲はこうなったらもう何も聞こえない。」

美玲は集中するとぼーっとしてまわりのことが何も見えなかった。

美玲「あっ! それ!」

突然美玲は声を上げ部屋の後方のほうを指差した。

久美「え、何?」

部屋の後方にあった本のようなものを見つけそれをスマホで撮りまた考え始めた。

彩花「もう、皆なんなの!? ここから出る気あるの!?」

京子「あ、ごめん、、、」

彩花に言われた京子は目を覚ましたように落ち着きを取り戻した。

A「、、、、、、、、」

Aは俯いたままだった。

美玲「I guess everything reminds you of something. I guess everything reminds you of something. 」

美玲は先ほどスマホで撮った本の表紙に書いてある題名を何度も呟いていた。

A「美玲、、、、?」

その状況に誰もが混乱した。

優佳「どういう意味?」

美玲「何を見ても何かを思い出す。
あの本のタイトル。」

そう言って部屋の後方に置いてある本を指さした。

皆が振り返り本に注目する。

美玲「ヘミングウェイの本。」

A「私も、読んだことある。ダメな息子とその父親の話。でもすごく愛情が感じられる素敵な話だよね。」

京子「お前の感想はどうでもいいんだよ!
で、美玲、それがどう関係してんだよ?」

美玲「何を見ても何かを思い出す。
これは犯人からのメッセージなんだよ!!」

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ペンギン - Re:Mind大好きなので、夢主として自分をマッシロに入った気持ちで読めてとても面白いです!更新を密かに読者として楽しみにしています。 (2019年2月17日 0時) (レス) id: 392605b9e7 (このIDを非表示/違反報告)
きゆ(プロフ) - 、さん» すみません、外し忘れていたようです。外しましたのでご安心ください。ご指摘ありがとうございました。 (2018年1月29日 10時) (レス) id: 1b9593daa8 (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグ外して下さい (2018年1月28日 10時) (レス) id: 96c39915db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きゆ | 作成日時:2018年1月20日 20時

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