「つーわけで」「「「何がだよ！」」」【イナゴ】 (ページ31)

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狂い人、刃物、『山上奈南華』ページ31

俺達がゴッドエデンに来てから既に二年が経った

今頃零夜達は、ホーリーロードとやらで雷門が優勝できるよう、切磋琢磨してるんだろうな

俺達兄妹はプロジェクトゼロに参加することになった

無論秋夜からの指示で、ちょくちょくゼロの奴らのデータを送れとかいってきやがった

そんな時だ。俺達があの、クラスであの幼なじみコンビの次に恐ろしいヤツと再会したのは

牙山「今日からプロジェクトに参加させるヤツだ。名前は、山上奈南華。MFで、聖帝からの推薦で既にゼロのメンバーとして抜擢されている」

そう言って、牙山教官は白竜に資料を渡した

白竜「…女子…ですか」

牙山「ああ、聖帝に認められたのだから、相当の実力者だろうな」

牙山教官は、山上を連れてくる間にアンリミテッドシャイニングかエンシャントダークか、お前達で決めろと言って去って行った

白竜「…シュウ、どうする」

シュウ「実力者なら、僕達のチームに入れたいね。それにこちらには花乃もいるから、打ち解けやすいんじゃないかな」

白竜「それもそうだな…それでいいか、皆！」

返事はしない。無言の肯定ってヤツだ

…そんな言葉、なかったかな

それにしても…

春也「花乃、なんかヤバいことになる気がするんだが…」

花乃「そうだね、春也。どう考えてもあの子が普通に皆と打ち解けようとするなんて考えれないよ」

久雲「花乃ー、それどうゆうことだ？」

花乃はエンシャントダークのメンバーととても仲がいい。兄としてもそれはとてもいいことだが…

男の中に入れといてよかったのか、正直すごく怖い。んでもって後悔している

花乃「うん…奈南華ちゃんは、私たちも知ってるよ。同じ本部でシードの訓練受けてたから」

悠木「でも、なんでヤバい、なんだ？」

春也「…いいか皆、絶対に覚えておけよ。

山上奈南華は狂人だ。本人がその気になれば人だって簡単に殺せるだろうよ」

花乃「それにね、あの子、いつも刃物を持っているから…気をつけないと」

そう言った直後

奈南華「ふふふ～、楽しそうだねぇ、まぁぜて」

ほら来た。ほら来た！

手にはサバイバルナイフと、ファイティングナイフ

腰のベルトには他にもいくつかのナイフが収納されているそうだ

シュウ「ヒッ！」

奈南華「べっつに殺しはしないのにさぁ～、ねぇはるやん、なーんでナイフって、人を怖がらせるのかなぁ」

春也「…心臓をざくっとすれば殺すことも容易だからだろ」

シシシッと笑っている山上が、本当に怖い