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母性のある人…by隼総 無いと思うがby獄月 ページ20

「甘えん坊だがな」

吉乃「へぇ〜、そうなんだ〜。でもそうゆうじゃないとしても、かっこいいとは思ったんじゃない?」

隼総「…ちがうっつってんだろ」

吉乃「だって、礼儀を重んじる反面、母性のある指導の仕方もするし。怪我をした場合すぐに救急箱とか持って来てくれたりするし。僕らの間じゃあだ名は『お母さん』だからね」

「待てそれ初耳!」

吉乃「僕も幼なじみとして鼻が高いよ〜」

「いやそれ気づいたの中学になってからだろ!」

安藤「…漫才かよ」

「いや違う!この天然馬鹿が…なんでもないっす」

やべぇ、そうだ、そうだった

コイツ怒らせちゃ俺が終わりだった!

椙野「…誰か手伝ってよ。しかも俺空気だし」←





ー隼総sideー

「「「いただきまーす!」」」

「つーことで肘つくなソコォ!」

北川「ヤバッ、いつものノリでさ〜」

「食に関しては煩いってこと重々承知だろうが」

…なんか、俺の知っている獄月じゃない

なんつーか、知らない人、遠くにいる人みたいな

倉華「どうした?」

隼総「ゲホッ」

倉華「ああ悪い。いきなりで」

と、全然詫びる気がなさそうな倉華

倉華「…獄月が変だ、ッて思ってるんじゃないのか?」

隼総「…別に、俺があいつのこと気にかける理由なんてないし」

倉華はそう答えたのにも関わらず、かってに話す

倉華「実はかなり気にしていたりして。

俺もあるよ?そうゆうの。小さいときから知っているはずなのに、全然知らなかったり。

君に関して言えば、獄月が実はあんなに煩いヤツだと思ってなかった…いや、そうじゃないな。

知らない人、獄月は前から、一年前から知っているはずなのに、全然知らなかったんだな、とか」

隼総「…どうして」

なんでわかったんだ?コイツ

倉華「僕は人の心理を読むことが好きでさ。もちろん、読心術じゃない。表情や口調から、どんな風に考えてるのかを読もうとしているだけ…

本当に考えていることは自分以外、誰にもわからないんだよ」

隼総「…何か、今日一日で獄月の50%ぐらいわかった気がする」

そうゆうと、クスッと笑って「まさか」といった

隼総「どうゆう意味だ」

倉華「こわ、そんな低い声にしないでよ。自分のプライド?が傷つけられたぐらいでさ」

向こうで獄月が西野空と安藤に対し、物を食べるときのマナーを教えている

アイツ、ここまで人の面倒見るヤツじゃなかったはずなのに

自分さえよければそれでいいんじゃないかって、思わせるくらいだった、はずなのに

猫被り。嘘吐き。カクシゴト。→←椙の料理=一流by椙野以外 そんなに上手くないぞ?by椙野



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作者名:晴@豹夜竜木 | 作成日時:2013年8月16日 14時

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