「つーわけで」「「「何がだよ！」」」【イナゴ】 (ページ16)

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兄弟…ねぇby獄月　(でもそれだと姉弟になるんだけどな)by秋夜ページ16

ー獄月sideー

隼総「なっ、お前もか！」

喜多「いや、仲がいいんだなぁ、って。特に獄月君と隼総」

「そうか？」

喜多「うん。兄弟みたい」

兄弟…か

妹はいたけど、弟はいなかったから、わかんねぇや

「っと、着いたみたいだな」

中から声が響いてくる

仁木「獄月、持って来たぞ」

「お疲れ。行くか」

各々雰囲気がガラリと変わる

なにせ、夜見原はハッキリ言って不良校

全員、一度は喧嘩をしたことがあるはずだ(勝ち負け関係無しに)

まぁ、朝見原はそれより酷かったけどな。夜見原って授業態度はいいから

喜多「ま、まさか…やめなよ！アイツら喧嘩は強いんだぞ！？」

「落ち着きな。コイツらだってプロだよ」

喜多「でも…！」

「君の所為じゃない」

ハッとしてこちらを見上げる喜多

え、なんで見上げるか？俺身長高いんだよ。万能坂の毒島より高いんだよ

「俺達は仲間を助けるんだ。極力相手に傷を与えない。こちらも傷を負わないようにする。

夜見原、嘗めちゃいけないよ？」

隼総「お前はどうするんだよ」

「俺はもっぱら傍観者だね」

ふぅん、と隼総は見上げてくる

隼総「喧嘩、やる方だと思ってた」

「俺は暴力は好まない。シオンと同じで、口論には長けてる気だけど」

工場内に入ると、喧嘩…とうより、リンチが一旦とまった

星降「喜多…なんでここが」

喜多「もうやめろ！生意気だかなんだか知らないが、何もしてないだろ！」

西野空「はぁ？なんで喜多の命令で止めなきゃいけない訳ぇ？」

喜多に注意が言っている間に…！

「東風過さん！東風夢さん！」

彼等最大の武器を投げた

東風過「サンキューっ！」

東風夢「コレさえあればメッタメタのギッタンギッタンに」天野「しないぞ！？」

おお怖い怖い

「喜多君と隼総はこっち。巻き込まれちゃあたまらないから」

隼総「俺は参加するから」

喜多「大丈夫っうわぁっ！」

喜多を横抱きにし、ガラクタの上に移動する

「ここから見てな。君のチームメイトがどれだけ下衆なのか」

天河原のメンバーはボールを持っていた

それで高船姉妹に攻撃していたが

安藤「チッ、くらえ！」

暗いので、高船姉妹が何を持っているかわからなかったんだろうね

バン！と音がしてボールが破裂する

東風夢「悪いけど、これでも小さいときからおじいちゃんに習ってたんだ」

東風過「部活はバスケ部だったけどね」

東風夢「シードになる前まではずっとバスケとコレだけを続けてたから」

「「うちらは無敵だよ？」」