羞恥心とのラブストーリー（上地雄輔）１〜高校生編〜

かおりの気持ち、そして、・・ ページ6

そんな日の帰り道、かおりはAに言った。

かおり「ねぇA、あんたユースケのこと好きじゃないの？」

A「何？いきなり。私があんなやつ好きになると思う？」

かおり「やっぱりね・・」

A「どうしたの？あ！もしかしてかおりがユースケのこと好きなの？」

かおり「いや・・ユースケじゃなくて」

A「ノックでしょ？」

かおり「知ってたの？」

A「うん。だって、ずっと見てたじゃん。」

かおり「だよね・・」

A「どうしたの？」

かおり「あたし、振られた。告ってはないけど、ノックが、ずっとAのこと見てて、つる兄が、ノックがAのこと好きだって言ってて・・。」

A「大丈夫。私、ノックのこと好きにはならないから。あと、つる兄が、かおりのこと好きだって言ってたよ。」

かおり「・・・・」

A「・・・・私、ユースケのこと、昔から好きだった。」

かおり「えっ・・・・・・」

A「だから大丈夫だよ。」

かおり「うん・・・・・・」

そのあとは、何もしゃべらずに、二人は帰った。

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