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其ノ肆拾弐 土蛾蟇組の登場 ページ42

愛華「あの祭壇はそんな意味があったんだね」
クウ「そーなの。さ、まあそんな話も置いといて屋台行こ!」
愛華「あっ、うん」
クウちゃんやカルさんが案内する先には、沢山の屋台があった
そして沢山の妖怪達が賑わっていた
愛華「すごい……こんなに沢山の妖怪見たの初めて」
クウ「まあまあ大きな祭りだからね」
愛華「へぇ〜」
キル「カル、ウミ、ここで愛華と待ってろ。私とクウでなんか買ってくる」
ウミ「は?なら俺達が……」
クウ「いいから!愛華ちゃん何が欲しい?」
愛華「え?あ〜冷やしきゅうりとか……」
クウ「おけー。じゃあ行ってくる」
と、2人は去ってしまう
何故だか2人は少し逃げているような気もした
「よぉー!カルとウミー!」
そんな声がこちらにかけられた
カル「あ〜そういう事〜。ウミ」
ウミ「こっち来い」
愛華「へ?」
ウミさんに強引に引き寄せられる。全くどういう事か理解できない
そして目の前に現れたのは6人の人と後ろには巨大な蛙
愛華「でっかあ……」
「おっと、レディが居たか……」
6人の先頭に居た男の人はいつの間にか私の目の前に居て、私の手を取る
愛華「え……」
「やあお嬢さん、君何処の子?何の妖怪?」
愛華「えっあの……」
男の人の手を豪快にウミさんが殴り
ウミ「離してもらおうか」
「いってぇなぁ……ウミ、それは宣戦布告でいいって事か?」
ウミ「良いだろう」
ウミさんから今までに無い殺気が漂う
愛華「う、ウミさん落ち着いて下さい」
ウミ「黙っておけ。俺は女を誑かす奴が大嫌いなんだ」
カル「ウミ、言う通りにしよう」
ウミさんは舌打ちをして、「わあったよ……」と喧嘩は防げたみたいだが、ウミさんの殺気は消えない。
愛華「ええと、それで、貴方は……」
また私の手を取り
朝谷「俺は朝谷大駕(あさたにたいが)。土蛾蟇組の隊長だよ」
愛華「!!」
確か土蛾蟇組って女好きがいるってクウちゃんが……
絶っ対この人だ……!
朝谷「君は?」
愛華「あっ……はい。私はs」
カル「竜ノ巫女」
愛華「え……」
朝谷「巫女……君もしかして人間?」
愛華「そうです……けど……」
朝谷「っ……そうかい……それは、残念だ」
一瞬にして肩に長い刀が貫通する
愛華「……っ!?」
カル&ウミ「!?」
何……何が起きたの……
カル「大駕っ!?お前……!」
朝谷「ごめんね。依頼なんだ"見える一般人を殺せ"とね」
朦朧とした意識の中で、最後に確認出来たのは、朝谷さん達にライフル銃と拳銃を向けている、カルさんとウミさんだった。

其ノ肆拾参 精神世界での出会い→←其ノ肆拾壱 ある森の守り神



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作者名:ムーンナイト-moonnight- | 作成日時:2018年1月21日 0時

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