検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:1,962 hit

其ノ伍 貴方は誰 ページ5

私は何が何だか分からなくなった。
どういう状況なの、これ

男の人は化け物の多分お腹辺りを刀で斬った
その中から魂みたいのが出てきて、それを男の人が取ったら、化け物異様な声を出して消えていなくなった

銀髪の女の人がいつの間にか脚がすくんで座っていた私に手を差し出してくれた
愛華「あ、ありがとうございます……」
私は手を取り、立ち上がる
私はその時気付いた
銀髪の女の人……
メイド服着てるんですけど!?
え、なにこれ、コスプレ大会?え?でもあの男の人も着物着てるし……普通じゃないけど一番まともな服着てるのが赤髪の女の人で……
私は暫く混乱していた
男「大丈夫か?」
愛華「ふぁい!?大丈夫れす!」
男「うむ。全く大丈夫そうでは無いな」
愛華「あの……あなた達は……何をしている人達で?」
宗教とか……?
男「お前が考えている様なものでは無い」
愛華「えっ?」
赤髪女「愛華殿からしたら一般的なんじゃないか?」
愛華「な、なんで私の名前……」
男「話すと長くなる。また今度詳しく話に来よう」
愛華「え」
月「名を教えておこう。俺は竜ノ月。妖怪だ」
愛華「……え?」
人の姿をしているのに?
月「幽霊だって人の形をしているだろう。それと意味合いは同じだ。元は人間の妖怪もいるのだからな」
愛華「そ、そうなんだ……」
アル「私はアルシュタック・ドラゴン。通称はアル。主と同じく妖怪だ」
キラ「私はキラティナ・ドラゴンで御座います。通称はキラ。同じく妖怪で御座います」
正直まだちょっと混乱している
アル「今日は失礼する。巻き込んで済まなかったな。では」
そう言われて私は気を失った

次の日
学校にて
薙「なー、昨日何があった?俺気ぃ失ってさー」
海斗「俺だって一緒だ」
璃々「私も」
愛華「私もみんなが倒れた後に気を失って……」
なんとなく、言わない方がいいと思った。
みんなのためにも、私のためにも、忘れた方がいいと思った
あの妖怪と名乗る3人の事は気になるけれど、あんな怖い思い、したくないから。
あの化け物を、忘れたいから

だけどすぐ実感する。
昨日の事が本当であることに。
そう
この霊達の存在があることによって
昨日の化け物の存在と、妖怪と名乗る3人の事も、嘘ではないということが、嫌でも分かってしまう
海斗「……愛華、昨日なんかあったのか?」
愛華「い、いや?」
海斗「……そうか」

あの人達は格好は変でも人の容姿をしていた
あれで妖怪と言うのなら、周りの人達は本当に人間なのだろうか

其ノ陸 妖怪探し?→←其ノ肆 妖怪という存在



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ムーンナイト-moonnight- | 作成日時:2018年1月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。