其ノ壱 見える者 ページ1
私、斉藤愛華!
ごく普通の高校生!!
竜ヶ崎学園高等部1年!
今日から高校生です!
新しいクラスは……今の所私的にはいい感じ!
幼馴染みの二人もいるしね!
友達、出来るといいなぁっ!
啓太「ほんと奇跡だよなークラス3人共一緒とか」
くししと笑いながら幼馴染みの啓太は言う
海斗「……そうだな。他のやつよりは全然いい」
同じく幼馴染みの海斗も啓太に続き安堵を零す
愛華「そーだよね〜!」
啓太「無愛想。海斗」
海斗「黙れ」
啓太「あー、はいはい」
愛華「と、言うか……こりゃ酷いね……」
扉を開けた瞬間、3人は肩を落とした。
ウチのクラスはこんなにも……こんなにも霊が多いの!?
序盤にごく普通の高校生なんて言っちゃったけど……私含め、この3人は見えるのです
「霊」や「妖怪」という存在が……
啓太「いつもの事だろ。もう慣れっこじゃん」
愛華「確かにそーだけどさ」
海斗「悪霊も混ざってるな」
愛華「悪霊はうんざりだよ……」
私達は昔悪霊にあの世に連れてかれそうになって、大変怖い思いをしました。
愛華「と、とりあえず座ろうか……」
啓太「俺と愛華は隣だけど……」
海斗は私達より後ろで少し離れている
人嫌いの海斗には地獄
海斗「チッ」
愛華「アハハ……海斗。大丈夫だよ」
そうして私達は席に着く。
運良く私の前は親友の近藤璃々だ
璃々「相変わらず仲のよろしい3人ね」
愛華「幼馴染みだもん」
啓太「愛華」
啓太に小声で呼ばれる
愛華「ん?」
啓太「海斗……」
と言われたので璃々と後ろを見ると……
男子「え?なになに?めっちゃカッコイイじゃん君」
男子「世に言うイケメンってやつだよ!」
男子「ひゅー!」
絡まれてる……!
それに……2番目の男子君……なんか憑かれちゃってるし
愛華「ふ、ファイトとしか……」
璃々「アハハ……」
啓太「許せ海斗」
と言った所で丁度
先生「HR始めるぞ。座れー」
と入ってきた
先生「出席とるよ」
やっぱり初めての人がいると緊張するなぁ
ウゥ……アァ……
身体がビクリと反応する
私の席と啓太の席の間に髪の毛を引きずった女の人が呻きながら歩いて行く
ビックリさせないで……
先生「斉藤!!」
愛華「うぇ!?あ、はい!!」
先生「よそ見してんなよ」
愛華「す、すみません……」
啓太「今の見た?」
愛華「見た……」
啓太「流石に多いな」
璃々「これに関してはしょうがない」
璃々も実は見える体質
愛華「そうだね……」
先が思いやられる……
こんなこと、言っても誰も信じてくれないのに
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作者名:ムーンナイト-moonnight- | 作成日時:2018年1月21日 0時