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＊５２＊ ページ6
=ショータ=
簡単には受け入れられないよ。
ましてその時まだ、子どもだぞ？
大人は理不尽だから、すぐ良いように言うんだ。
ごまかせるし、無かったことにするし。
『まぁ、ゆっくり探そうぜ、蓮。深く考えんな。
俺もいるし、涼太もいる。いろんなとこ行って、いろんなもの見て、自分が何なのか知ろう。』
ぽんぽんっと優しく肩を叩くと、
蓮は少し安心したように笑ってくれた。
・
・
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…さて。
蓮の部屋を後にして、涼太の部屋に向かう。
…俺はあいつのこと、何も分かってないのかも。
その事実に気づいてしまったらどうも
心がずーんと重く感じた。
幸い、大介は部屋に戻ったようた。
ドアを開け中の様子を覗くと…、
涼太はテラスで外を眺めていた。
『…涼太、ただいま。』
赤｢あ、ショータおかえり。遅かったね。｣
振り返った涼太は柔らかく笑った。
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作者名：翡翠
| 作成日時：2020年9月25日 0時
