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＊６４＊ ページ18
言われた通り鱗を
飲んだ。
体がおかしくなりそうだった。
痛いのか苦しいのか、何なのか。
全く分からないまま気づいたら倒れていた。
…で、意識を失って。
いつの間にか自分の部屋だった。
『…大丈夫か。ごめんな。子どもには負担が
大きかったみたいだ…。苦しめてごめん。』
《…ううん。大丈夫。それより…！》
契約したんだから、お願いができる？
・
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・
・
・
…でも、それはつまり。
この国が壊れるってことで。
そしたら多くの人が苦しむってことだ。
《…国の人を巻き込むのは、嫌だよ。》
『…お前ならそう言うと思った。
やっぱりお前は王様に向いてんだよ。
王を殺せってお願いしろ。…出来るか？
でも…相手は自分の親だ。』
・
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・
・
親、なんだ。そうだ。
あの人は僕の親。ほとんど話したことない。
愛してもらった記憶が無い。
そんな人でも親なんだ。
それでも躊躇いなんか、なかったんだ。
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作者名：翡翠
| 作成日時：2020年9月25日 0時
