マルフォイ家の双子の妹とグリフィンドール【賢者の石】 (ページ2)

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１　　　Harry side ページ2

ホグワーツ列車内で、喧嘩が始まっていた。

失礼極まる少年、ドラコ・マルフォイとビンセント・クラッブとグレゴリー・ゴイル。

人が座っているコンパートメントにズカズカと入り込んできた。

　僕に友達になろう、と求めたが、冷たく拒否する。

ドラコ「ポッター君、僕ならもっと..........」

　マルフォイの嫌味を聞き流そうとする。

だが、嫌でも両親の悪口やウィーズリー家の悪口が耳に入ってくる。

　ぐちゃぐちゃになったコンパートメントを見ながら聞くと、尚更腹が立つ。

マルフォイに言い返そうと口を開く。

が、自分の言っていることはほぼが、根拠のないことだとは自覚している。

それでも、とにかく言い返そうと、返す言葉を考えようとした。

だが、もう時間切れのようだった。

　ロンが、飛び掛かったのだ。

クラッブやゴイルは、目を丸くして突っ立っている。

　ロンの拳が、頬に振りかざそうとしたとき、急に白い腕が延びてきた。

先程までいなかった、プラチナブロンドの少女が、ロンの手首をつかんでいた。

A「殴ったら、駄目」

ロン「なんだよ、君が言ったって僕は知らないぞ！」

　突然、叫び声がした。

クラッブかゴイルかは知らないが、太い指にスキャバーズが食いついていた。