ひゃくろく。 ページ10
コネシマが近づいてきて肩を叩いても目を閉じたまま寝たフリをしていると、遠くで見ていた2人も駆け寄ってきた
「お、おーい…？…もしかしてやりすぎた？」
「シッマ…」
「…一応病み上がりの人になんてことを…」
「ち、ちゃう…ちゃうやん…」
「何が違うの？」
「分かった。弁護士には連絡しといたる」
「おい！」
勝手に殺すな？
ツッコミを入れたいところだが、寝たふりをしていると本当に眠くなってきてしまった
ま、これで次の日にはボコボコにされたっていう噂がたってるだろ。隠れて観戦してる奴が何人かいるしな。
そう思うと少しだけ心が軽くなったような気がした
そう考え3人が言い争っているのをBGMに、俺はそのまま夢の世界へと旅立ったのだった
.
…知ってる天井だ。
窓の外からは眩しいくらいの陽が差し込んで、部屋の白いカーテンやベッドに反射している
何度目かの医務室に少しばかり嫌気がさす
こう何度も運び込まれることは少なかったからな。消毒や薬品の入り混じったこの匂いは好きじゃない。だからなるべく来ないでいいように気をつけているつもりなんだが…
『はぁ…それは置いといて今日はチーノにも謝りに行かないと…』
窓の外を眺め、思わず独り言を喋ってしまうほど平和だ。ここ数日間平和すぎる。こうして城の医務室でのんびり寝ていられるなんて、今までのループでは一回もなかった
いいことだ。いいことなんだが…平和ボケしそうで怖い
パパッと身支度を整え、久しぶりに我々軍の軍服に腕を通す。前回のループでも最後には着ていたが、それでも半年くらいは経っているだろう
身が引き締まるな。
そう思いつつ、ちゃっかり用意されていたバッチとインカムをポケットに入れ医務室を出た
ガチャリとドアを開け、手記を読み返しながら廊下を歩く
…ふむ。次はあれか…難しいな。なんせこんなに早いタイミングで軍に戻ってきたことはないから、どう作戦を立てればいいのかさっぱりだ
あー…もう面倒だからいつも通り1人でやろう。なんとかグルッペンやトントンを説得して俺も次の遠征に参加させてもらうか、こっそりついていくかだな
てか、さっきから視線がすごいな…。でもその視線の殆どが昨日と違って生暖かい気がする
ん？そこにある気配は…
『…オスマン？』
「あちゃ〜、バレちゃっためう…」
にこりと笑ったオスマンはちょいちょいと手招きをして、俺についてくるよう促した
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U - rpが来て主さんがwrwrdに再熱...というかこの界隈を思い出してくれたらなぁっと思い帰ってきました。もうこの作品も2年経ちますね、気が向いたら続編を書いてくれたら幸いです (4月8日 16時) (
レス) id: 2a32fc0009 (このIDを非表示/違反報告)
海老天2(プロフ) - 久しぶりですね、wrwrdに再燃したのでまた何周も見させていただいてます。もう何周見たのでしょうか…数え切れません。完結してしまったんだなと思うと少し辛いですが、この作品が残っているだけで私は嬉しいです。どうか作品を書いている主様が元気でありますように (12月20日 0時) (レス) id: 33cb616463 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - まじ好きです。ぜひ更新していただきたい。 (12月9日 10時) (レス) @page50 id: c8a05a8ee5 (このIDを非表示/違反報告)
アジフライ - もう20周目は行ったのではないでしょうか…もう界隈から離れてしまったのかもしれませんが、作品を消さないでくれてありがとうございます。いつかまた、気が向いた時にでも更新していただきたいです…私がこの界隈を離れても、この作品は読み続けると思いますので… (10月31日 12時) (レス) @page50 id: 0a174f529f (このIDを非表示/違反報告)
U - 停止してからも読まれ続けているのも珍しいですよね。各有私もそのひとりなのですが....作者様の心身ともに健康を祈ってます。今7週目ﾃﾞｽ((ﾎﾞｿｯ… (10月30日 22時) (レス) id: 3d178da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田。 | 作成日時：2022年7月26日 3時
