ひゃくよんじゅう。 ページ44
戦場に広く展開した我々軍は、今のところは優勢だ
順調に前線を押し上げているとひとらんから報告があった
ゾムは流石に今回慎重になっているらしく、いつもより進軍するスピードが遅い
俺は我々軍に紛れ込んで敵兵を薙ぎ倒しながら、いろんな場所へと足を運んでいる
一般的な我々軍の軍服を身に纏っているので、早々に俺だとはバレないだろう
前線は大体問題なさそうだな。今日警戒するべきは後ろか？
そう考え、俺はロボロと大先生が居る前線より少し後ろへと向かった
.
『相変わらず無防備だな…』
俺は苦い顔をしながら、的を狙う大先生の少し後ろに隠れている
「…よし。ロボロ、ここはあらかた減らせたんちゃう？」
「"……、……か！"」
「せやな！行こか」
しばらく大先生の後を追ったが、ここも大丈夫そうだった
『一体誰だ…？』
もしかして今日じゃないのか…？
その後もいろいろな場所に行ったが、誰も死にそうにはなっていなかった
モヤモヤしながら、撤退命令が出たことを聞いて俺は砦へと戻った
俺は剣についた返り血を拭きながら、最初にいた場所へと戻ってきていた
ここからは基地の中で休むアイツらの様子が見える
みんな疲れきっているが、大した怪我はないようだ。不意にトントンが俺が眺めていた窓を見た
咄嗟にあっちから見えない場所へと隠れる。だが、トントンは全くこちらに気づいた様子はない
そうか…明るい方から暗い場所は見えないんだったな…
ホッとしてまた砦の上に戻った。作戦会議でもしているのか何かを話し合うアイツらを眺めているうちに眠くなり、俺はいつのまにか寝てしまった
そうして夜が更けて…を何度か繰り返した
.
気がつけばグアルとの戦いも終盤に入ってきていた
こちらの被害は少なく、着実に相手を追い詰めている。このまま何も起こらず終わってくれれば…
戦場を駆け巡りつつ全員が危険な目に遭っていないかを確認する。もう何日も同じことをやっているせいか、集中力が落ちてきたな
俺は岩で囲まれている場所で、昨日ざっくりやられた背中の包帯を巻き直していた
誰かを庇ったってわけじゃないが、幹部3人を相手にした。普通に強くて負けそうだった。なんとか倒しはしたが一撃痛いのを貰ってしまった
聞くところによると、もう相手の幹部は全滅したらしい
だからあとは敵将を討ち取ればこの戦いは終わるはずだ
本当に、何も起こらなければいいんだが…
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U - rpが来て主さんがwrwrdに再熱...というかこの界隈を思い出してくれたらなぁっと思い帰ってきました。もうこの作品も2年経ちますね、気が向いたら続編を書いてくれたら幸いです (4月8日 16時) (
レス) id: 2a32fc0009 (このIDを非表示/違反報告)
海老天2(プロフ) - 久しぶりですね、wrwrdに再燃したのでまた何周も見させていただいてます。もう何周見たのでしょうか…数え切れません。完結してしまったんだなと思うと少し辛いですが、この作品が残っているだけで私は嬉しいです。どうか作品を書いている主様が元気でありますように (12月20日 0時) (レス) id: 33cb616463 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - まじ好きです。ぜひ更新していただきたい。 (12月9日 10時) (レス) @page50 id: c8a05a8ee5 (このIDを非表示/違反報告)
アジフライ - もう20周目は行ったのではないでしょうか…もう界隈から離れてしまったのかもしれませんが、作品を消さないでくれてありがとうございます。いつかまた、気が向いた時にでも更新していただきたいです…私がこの界隈を離れても、この作品は読み続けると思いますので… (10月31日 12時) (レス) @page50 id: 0a174f529f (このIDを非表示/違反報告)
U - 停止してからも読まれ続けているのも珍しいですよね。各有私もそのひとりなのですが....作者様の心身ともに健康を祈ってます。今7週目ﾃﾞｽ((ﾎﾞｿｯ… (10月30日 22時) (レス) id: 3d178da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田。 | 作成日時：2022年7月26日 3時
