ひゃくさんじゅうよん。 ページ38
この天井は…
前回は何度もお世話になった医務室の天井を眺める
寝起きでぼーっとする頭をなんとか働かせ、どうしてここにいるのか思い出そうと体を起き上がらせ記憶を辿っていると…
「起きた？」
ベッドの柵に肘をついたしんぺいさんが居た
『！』
…驚いた。気がつかなかったな
『あの…』
「んー？」
何故かしんぺいさんからは怒気が感じられる。怒らせるようなことしたか？と思い理由を聞いてみると、俺がこれまでみんなの話を聞いてこなかった事に怒っているらしい
確かに無視はやりすぎかとは思ったが、焦ってたんだ。本当に心にゆとりがなくて、答える余裕がなかった
そのことを伝えると、しんぺい神はさらに怒っている
「はぁ〜…Aの悪いところやな。なんでも一人でやろうとする癖、直した方がええで？心配してたよみんな」
…？なんで？今回俺はあいつらとそんなに接触していないはずだ
それにまだ謝るどころかちゃんと話もしていないのに…
「その様子やと全く分からへんって感じやな。ハァ…とにかくゾムが会いたがってるから、呼ぶよ」
『ゾムが…？』
…あ。そうだ。ゾムに気絶させられたんだった
それに思い出したとか言ってたような…？
いやそれよりも、あれから日付を跨いでいるのかが重要だ。ようやくこの場面を切り抜けられたのか？
もし超えられていたら、ここからは未知の領域ということになる
カレンダーを見たが印などがついていないので今日が何日かは分からない
俺は少し緊張しながらゾムの到着を待った
それから数分と経たないうちに、医務室のドアがノックされた
しんぺい神は話の邪魔にならないようにと医務室を出て行っている
ｺﾝｺﾝ ｶﾞﾁｬ。返事を待たず開かれたドアからゾムが突進してきた
『！？ｸﾞｪｯ…』
蛙が潰れたような声を上げた俺に気づかないのか、ゾムはなかなか俺の上から退かない
困り果てていると、救いの手が差し伸べられた
「ゾム。そのくらいにしときなよ。Aが死んじゃうよ」
この声は…
「！！すまん。つい…」
「やぁA。元気？」
ひとらんは片手をヒラヒラと振りながら歩いてくる
いつもと変わらぬ2人の様子に、なんだか頬が緩みそうになって目を逸らす
『…ああ。俺はすこぶる元気だぞ。だから…』
「帰らせへん。色々聞きたいことがたんまりあんねん。全部答えるまで絶対帰らせへんぞ」
ゾムは俺が言い終わる前に食い気味で言った
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U - rpが来て主さんがwrwrdに再熱...というかこの界隈を思い出してくれたらなぁっと思い帰ってきました。もうこの作品も2年経ちますね、気が向いたら続編を書いてくれたら幸いです (4月8日 16時) (
レス) id: 2a32fc0009 (このIDを非表示/違反報告)
海老天2(プロフ) - 久しぶりですね、wrwrdに再燃したのでまた何周も見させていただいてます。もう何周見たのでしょうか…数え切れません。完結してしまったんだなと思うと少し辛いですが、この作品が残っているだけで私は嬉しいです。どうか作品を書いている主様が元気でありますように (12月20日 0時) (レス) id: 33cb616463 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - まじ好きです。ぜひ更新していただきたい。 (12月9日 10時) (レス) @page50 id: c8a05a8ee5 (このIDを非表示/違反報告)
アジフライ - もう20周目は行ったのではないでしょうか…もう界隈から離れてしまったのかもしれませんが、作品を消さないでくれてありがとうございます。いつかまた、気が向いた時にでも更新していただきたいです…私がこの界隈を離れても、この作品は読み続けると思いますので… (10月31日 12時) (レス) @page50 id: 0a174f529f (このIDを非表示/違反報告)
U - 停止してからも読まれ続けているのも珍しいですよね。各有私もそのひとりなのですが....作者様の心身ともに健康を祈ってます。今7週目ﾃﾞｽ((ﾎﾞｿｯ… (10月30日 22時) (レス) id: 3d178da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田。 | 作成日時：2022年7月26日 3時
