ひゃくさんじゅういち。 ページ35
自死した時以外はいつも情緒が滅茶苦茶なままループの最初に戻るので、少し面倒だ
『ﾁｯ…！！とにかく、俺は抜けるぞ。じゃあな』
酷い自己嫌悪に陥りイライラしながら総統室を出て"どこにいくつもりや？"と襲いかかってきたゾムの顔を見ないようにいなして
そのままダッシュで城を出て、拠点に戻り、寝た
ベーダに報告に行ったのは、最初にグルッペンとエーミールを救ってからだった
国王に我々軍を襲っているのはベーダ軍か？と聞いたが、違うとはっきり否定された。本当かどうかは定かではないが…
それから原因は分からず終いだと伝えると、少し考え込んでから重々しく「分かった。よく分かったぞ…」と言った後、深いため息をついて「いつになったら、このループを終わらせられるのだ…」とも言っていた
そんなの俺が聞きたい。…いつになったら、終わるんだろうな
それから俺は、今回もボロボロになりながらがむしゃらに頑張った
途中なんの前触れもなくファントムの正体が俺だとバレていたことには驚いたが、まあ救済に影響はない
何回か助ける過程で呼び止められたが、今の俺には答える余裕がなかった
これほど追い詰められていると感じたのは一番最初にグルッペンを何回も救えなかった時以来だ
半ばヤケになった俺には、軍に戻るという選択をすることなんて考えられなかった
そして、なんとか前回死んだ場所へと戻ってきた。三回連続でここまで来れたのは初めてで、いよいよこの地獄の終わりが見えてきたんじゃないだろうか
軍へとハッキングし、ゾムの今日の動向を探る
『なるほど…今回も非番か』
ツイてるな。…いやツイてないか。前回と違って、俺はまだ軍に戻ってないただの元軍人でまだ謝れてないし、何度か助けてはいるものの結構気まずい関係だ
『作戦としては…あの手がいいか』
.
「ふわぁ…まじで静かやなぁ…」
屋上でくつろいでいるゾムを、全力で気配を消して見守る
今日一日近くで見張っているつもりだ。監視カメラで見ている事も考えたが、何か起きた時すぐ動けないので側で待機する事にした
ゾムは気配に敏感なのでなかなかに気を使うが、これくらいしか方法が思いつかない
今のゾムとは会っても気まずいだけだ。俺が勝手にそう思っているだけかもしれないが
……クッソ。怪我が無ければもっと楽なんだがな
今回は鉱山で落石に巻き込まれて、手首が折れてるのだ
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U - rpが来て主さんがwrwrdに再熱...というかこの界隈を思い出してくれたらなぁっと思い帰ってきました。もうこの作品も2年経ちますね、気が向いたら続編を書いてくれたら幸いです (4月8日 16時) (
レス) id: 2a32fc0009 (このIDを非表示/違反報告)
海老天2(プロフ) - 久しぶりですね、wrwrdに再燃したのでまた何周も見させていただいてます。もう何周見たのでしょうか…数え切れません。完結してしまったんだなと思うと少し辛いですが、この作品が残っているだけで私は嬉しいです。どうか作品を書いている主様が元気でありますように (12月20日 0時) (レス) id: 33cb616463 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - まじ好きです。ぜひ更新していただきたい。 (12月9日 10時) (レス) @page50 id: c8a05a8ee5 (このIDを非表示/違反報告)
アジフライ - もう20周目は行ったのではないでしょうか…もう界隈から離れてしまったのかもしれませんが、作品を消さないでくれてありがとうございます。いつかまた、気が向いた時にでも更新していただきたいです…私がこの界隈を離れても、この作品は読み続けると思いますので… (10月31日 12時) (レス) @page50 id: 0a174f529f (このIDを非表示/違反報告)
U - 停止してからも読まれ続けているのも珍しいですよね。各有私もそのひとりなのですが....作者様の心身ともに健康を祈ってます。今7週目ﾃﾞｽ((ﾎﾞｿｯ… (10月30日 22時) (レス) id: 3d178da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田。 | 作成日時：2022年7月26日 3時
