ひゃくにじゅうなな。 ページ31
そうなのだ。まだ念の為激しい運動は避けるように言われているし、無断で医務室を抜け出してきたが俺の中での最優先事項は誰も死なせないことだ
俺の体調なんて至極どうでもいい。死ななきゃ安い、なんてよく言ったものだ
.
「…ぶはぁ！マジで強いな…元から強かったんやろうけど！」
『ゾムもな。その年で大したもんだ…』
あれから何戦かして、今は結構汗をかいたので休憩しているところだ
やばいな…結構体力が落ちている。ここのところ毎日の走りこみをサボっていたからだろう
俺がタオルで汗を拭きつつペットボトルの水を飲んでいると、ゾムが不思議そうな顔をして言った
「え？Aって俺らと同い年くらいやったよな？」
『……いや、確か俺の方が年上だった気がするぞ。詳しい年齢は分からんが』
「へー、そうやったんか。もう長い付き合いになるのに初めて知ったな〜」
『そうだな。年なんて気にしたことなかったから』
「せやな。ファントムやった事といい、俺まだAの過去とかあんま知らんもんな」
『これから、ゆっくり知っていけばいいさ。俺たちはまだ若いし、時間もあるだろ？』
…。時間があるかどうかは、俺次第なんだけどな。
「随分と年寄りみたいな事言うんやなwそれはそうやけどw」
思わず遠い目をしていたのか、ゾムに指摘されハッとする
『…失礼な』
カラカラと笑うゾムを見ていると、より一層気が引き締まった
俺が絶対に失わせない。何度やり直す事になっても、諦めなければどうにでもなると証明してみせる
「…どうしたん？思いつめたような顔して。大丈夫か？」
…！顔に出ていたか。気をつけないとな
『いや、なんでもない。大丈夫だ』
「…たまには、頼ってくれてもええんちゃうか」
ゾムが不貞腐れたように小さい声でボソッと呟いた
『？すまん、よく聞こえなかった』
「あーっと、…過去！Aの過去話、聞きたいなぁって！グルッペンにスカウトされたんは知ってたけど、その前は何してたん？」
『…あんま面白い話でもないぞ』
「ええから！話してみて！」
『分かったよ…どこから話そうか…』
あれは、もう20年以上前の話だろうか…
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U - rpが来て主さんがwrwrdに再熱...というかこの界隈を思い出してくれたらなぁっと思い帰ってきました。もうこの作品も2年経ちますね、気が向いたら続編を書いてくれたら幸いです (4月8日 16時) (
レス) id: 2a32fc0009 (このIDを非表示/違反報告)
海老天2(プロフ) - 久しぶりですね、wrwrdに再燃したのでまた何周も見させていただいてます。もう何周見たのでしょうか…数え切れません。完結してしまったんだなと思うと少し辛いですが、この作品が残っているだけで私は嬉しいです。どうか作品を書いている主様が元気でありますように (12月20日 0時) (レス) id: 33cb616463 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - まじ好きです。ぜひ更新していただきたい。 (12月9日 10時) (レス) @page50 id: c8a05a8ee5 (このIDを非表示/違反報告)
アジフライ - もう20周目は行ったのではないでしょうか…もう界隈から離れてしまったのかもしれませんが、作品を消さないでくれてありがとうございます。いつかまた、気が向いた時にでも更新していただきたいです…私がこの界隈を離れても、この作品は読み続けると思いますので… (10月31日 12時) (レス) @page50 id: 0a174f529f (このIDを非表示/違反報告)
U - 停止してからも読まれ続けているのも珍しいですよね。各有私もそのひとりなのですが....作者様の心身ともに健康を祈ってます。今7週目ﾃﾞｽ((ﾎﾞｿｯ… (10月30日 22時) (レス) id: 3d178da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田。 | 作成日時：2022年7月26日 3時
