ひゃくじゅうきゅう。 ページ23
3人がもっと過激な脅し文句を話し合っているうちにその真剣ながらも馬鹿げた内容に堪えきれず笑うと、一気にシン…と静かになった
『ははww…？どうしたんだよ、2人とも変な顔して』
俺が言うと2人は惚けた顔のまま、
「いや…久しぶりにAが笑ったのを見た気がして…」
オスマンは頬に手を当てて、にこりとした
「せやな。もう随分と見てへんかった気ぃするわ」
トントンはええもん見たな、と何故か嬉しそうだ
「俺は少し前に見たな。それにしても、笑わなくなったとは思うが」
そう言われてみれば笑ってないかもしれない
生き残る事に、救う事に必死すぎて他はどうでも良くなってきているな
はぁ…いつになったら、みんな揃ってここを超えられるんだ…
その後、手紙を必ず渡せと念を押されて、明日にはベーダへと出発することになった
.
その日の夜。俺は胸騒ぎのせいか寝付けなくて、なんとなく情報部隊がいる地下へと来ていた
簡単に忍びこめたので、今日は大先生が見張りだろう
そう思って監視室を覗くと、珍しくロボロが居眠りしていた
珍しいな…なんて思いつつ、起こさないよう軍服の上着を脱いで小さく上下する肩に掛ける
そして、もう一つある椅子を引っ張り出してきていくつも並んでいるモニターに視線を移す
……ロボロ、疲れてそうだな。大体は大先生のせいだろうが。この間もなんかやらかしてたしな
ボーッとモニターに映る変わり映えしない城の風景を眺める
数時間が経過してウトウトし始めたところで、ふと１つの画面に違和感を覚えた
ここ。中庭の監視カメラの角度はもっと下に向いていたはずだ。少なくとも俺がここに来た直後は、こんなに死角が多くなるような角度にはしてなかった
そうなると…まずいな。誰かしらが動かしたって事だ
その思考に至った瞬間、視界が赤く点滅した。それとともに、けたたましいサイレンが鳴る
ロボロはその音に飛び起きて、すぐさま目の前のモニターに繋がるキーボードを打ち始めた
その拍子に、俺が掛けた軍服が地面に落ちた。その音で初めて俺が隣にいる事に気がついたらしい
ｳﾜｧ！？と仰け反りながらもキーボードを打つ手は止まらない
「な、なんでおんねん！？あんた明日早いんちゃうんか！？」
『あぁ、少し寝付けなくてな。暇つぶしにここに来たってわけだ』
「そういえば前はよく来てたかもしらんな…」
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U - rpが来て主さんがwrwrdに再熱...というかこの界隈を思い出してくれたらなぁっと思い帰ってきました。もうこの作品も2年経ちますね、気が向いたら続編を書いてくれたら幸いです (4月8日 16時) (
レス) id: 2a32fc0009 (このIDを非表示/違反報告)
海老天2(プロフ) - 久しぶりですね、wrwrdに再燃したのでまた何周も見させていただいてます。もう何周見たのでしょうか…数え切れません。完結してしまったんだなと思うと少し辛いですが、この作品が残っているだけで私は嬉しいです。どうか作品を書いている主様が元気でありますように (12月20日 0時) (レス) id: 33cb616463 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - まじ好きです。ぜひ更新していただきたい。 (12月9日 10時) (レス) @page50 id: c8a05a8ee5 (このIDを非表示/違反報告)
アジフライ - もう20周目は行ったのではないでしょうか…もう界隈から離れてしまったのかもしれませんが、作品を消さないでくれてありがとうございます。いつかまた、気が向いた時にでも更新していただきたいです…私がこの界隈を離れても、この作品は読み続けると思いますので… (10月31日 12時) (レス) @page50 id: 0a174f529f (このIDを非表示/違反報告)
U - 停止してからも読まれ続けているのも珍しいですよね。各有私もそのひとりなのですが....作者様の心身ともに健康を祈ってます。今7週目ﾃﾞｽ((ﾎﾞｿｯ… (10月30日 22時) (レス) id: 3d178da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田。 | 作成日時：2022年7月26日 3時
