きゅうじゅうきゅう。 ページ3
「これを罰とする。許して貰いたくば、再び俺たちの仲間になれ！！」
…そんな、そんなの
『罰になってないじゃないか…』
その時の俺の顔は、多分どこか諦めの混じった半笑いだっただろう
嬉しかった。また俺にチャンスをくれた事が。
悔しかった。嬉しいと思ってしまった事が。
怖かった。未来が大幅に変わってしまうかもしれない事が。
ただ同時に…期待…そうだ期待だ。
それらが全てぐちゃぐちゃに混ざった不思議な感覚だった
『そうだな…少し時間をくれないか』
「む…いいだろう。だが！城からは出るなよ、まだ安静にしていてくれ。まあ歩くくらいなら…問題ないだろう」
『助かる』
「…じゃあ仕事があるんでな。ここいらでお暇するぞ」
パタン。扉が閉まった途端、懐から手記を取り出し、予定を確認する。
『次は……』
パラパラとぺージをめくり、終わった予定に二本線を引いた
それと同時に、次の予定も厄介だな…と心の中で呟く
まぁ…運要素が少ないので、まだマシな部類だとは思う
よし。多少イレギュラーが起きても、今回はアイツらの協力を仰げるからしのげる…か？
ただ、ここで軍に出戻ったケースを一度も経験していないから、本当に何が起こるか分からない。大筋は…同じ…だといいな…
そもそもあの鉱山に行かなければ済む話だ。今のうちにグルッペンを説得しに行くか…？
そうだな…軍に戻った途端、とれる手段が大幅に増えた。より慎重に見極めなければ…
俺が考え事をしながらうんうん唸っていると、ダクトから気配がした
…この気配は
「ちっす！」
『ゾム…どうしてここに』
俺はゾムがダクトから顔を出す前にサッと手記をしまい、驚いた表情を作った
トッ。と医務室に降り立ったゾムは、片手をヒラヒラさせながら、ニヤニヤしている
「いんや〜、誰かさんにやられた手が痛くて痛くて！」
"どう落とし前つけてくれるんや？"そう言ったゾムは、終始笑顔で、何か企んでいる事は明白だ
ていうか俺がやっ…やったな、うん。薄らとだが覚えている。確かに俺がやってたな。
『それは…すまなかった』
「うんうん。それで？」
…俺に何を言わせる気だ？
もしかしてすごく怒っている…のか？俺はこれから痛めつけられるのか？
まあ…それも罰になるのでいいかもな。決して俺がMってわけじゃないが
『…好きなだけ殴っていいぞ。気がすむまで。…死なない程度で頼む』
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U - rpが来て主さんがwrwrdに再熱...というかこの界隈を思い出してくれたらなぁっと思い帰ってきました。もうこの作品も2年経ちますね、気が向いたら続編を書いてくれたら幸いです (4月8日 16時) (
レス) id: 2a32fc0009 (このIDを非表示/違反報告)
海老天2(プロフ) - 久しぶりですね、wrwrdに再燃したのでまた何周も見させていただいてます。もう何周見たのでしょうか…数え切れません。完結してしまったんだなと思うと少し辛いですが、この作品が残っているだけで私は嬉しいです。どうか作品を書いている主様が元気でありますように (12月20日 0時) (レス) id: 33cb616463 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - まじ好きです。ぜひ更新していただきたい。 (12月9日 10時) (レス) @page50 id: c8a05a8ee5 (このIDを非表示/違反報告)
アジフライ - もう20周目は行ったのではないでしょうか…もう界隈から離れてしまったのかもしれませんが、作品を消さないでくれてありがとうございます。いつかまた、気が向いた時にでも更新していただきたいです…私がこの界隈を離れても、この作品は読み続けると思いますので… (10月31日 12時) (レス) @page50 id: 0a174f529f (このIDを非表示/違反報告)
U - 停止してからも読まれ続けているのも珍しいですよね。各有私もそのひとりなのですが....作者様の心身ともに健康を祈ってます。今7週目ﾃﾞｽ((ﾎﾞｿｯ… (10月30日 22時) (レス) id: 3d178da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田。 | 作成日時：2022年7月26日 3時
