ひゃくじゅういち。 ページ15
あれからきた道をひき返し、俺はシャオロンたちが通るであろう道で待機していた
ちょうどひとらんの方の喧騒が聞こえなくなるくらいの地点だな
なぜここで待ってるかって？…このまま合流されると困るんだよ。どこから見てるのかは分からないが、2人が合流すると一つの鉱区まるまる吹っ飛ばされることもあるんだ
多くの帝国兵も巻き込まれ鉱石も採掘出来なくなるが、よっぽど我々軍幹部をまとめて消したいんだろうな
贔屓目なしに我々軍は味方ながら幹部の強さも一般兵の強さも異常だと思う。だからこそ、色々な軍や組織から狙われる
それにしたってここ一年くらいは狙われすぎだが…
お、来たな。足音の数的にシャオロンの部隊だろう
寄りかかってた壁から数歩前に出て、通路の真ん中に立つ
「…ら…急げ〜、もっと早く走れへんのか〜？」
「シャオロン様…が、早すぎるん…です……。ﾊｧ、ﾊｧ…」
「そうですよ…ｾﾞｪ…ﾊｧ…ﾋｨ…ｷｯﾂい…」
そんな会話が聞こえてきて、すぐそこの曲がり角で止まった
「止まれ！…誰かおる」
「え？ひとらんらん様の部隊の方では…」
「いや、ちゃうな。にしては気配が薄すぎる」
あれ、気配は隠してないつもりだったんだが…声かけないと攻撃されそうだな
『シャオロン、俺だ』
「その声は…！」
角から飛び出てきたシャオロンが俺の顔を見て驚いている
「なんで居んの！？今回の作戦にはAはおらんかった筈やで！？」
『いや、…ちょっと野暮用でな』
嘘は言ってない。ダイヤモンドを取りに来たという事で通そうか
「野暮用て…またぺ神とかに怒られるで？」
『……仕方ないな』
「受け入れた…。って、せや！ひとらんとこに援軍頼まれてんねん！Aはここ居って！俺らで行ってくるから！」
シャオロンは走り出そうとした。その手を咄嗟に掴む
「？？」
『あー…っと…部隊の奴らを少し休ませたらどうだ？帝国の幹部は俺がさっき片付けたから少し時間が稼げたはずだし…』
そう言って角で座り込んでいる隊の奴らを指差す
「…ちょっと無理させすぎたな。せやな、みんな少し休憩にしよか！全員の息が整ったら出発や！」
よし。これであとはひとらんの方に行って…？
『……なんか臭わないか？』
「えっ！？俺汗臭い！？」
そう言って自身の匂いを嗅ぐシャオロンに静止をかけ首を横に振る
『違う。…なんというか、もっとこう…ガス…？みたいな匂いだ』
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U - rpが来て主さんがwrwrdに再熱...というかこの界隈を思い出してくれたらなぁっと思い帰ってきました。もうこの作品も2年経ちますね、気が向いたら続編を書いてくれたら幸いです (4月8日 16時) (
レス) id: 2a32fc0009 (このIDを非表示/違反報告)
海老天2(プロフ) - 久しぶりですね、wrwrdに再燃したのでまた何周も見させていただいてます。もう何周見たのでしょうか…数え切れません。完結してしまったんだなと思うと少し辛いですが、この作品が残っているだけで私は嬉しいです。どうか作品を書いている主様が元気でありますように (12月20日 0時) (レス) id: 33cb616463 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - まじ好きです。ぜひ更新していただきたい。 (12月9日 10時) (レス) @page50 id: c8a05a8ee5 (このIDを非表示/違反報告)
アジフライ - もう20周目は行ったのではないでしょうか…もう界隈から離れてしまったのかもしれませんが、作品を消さないでくれてありがとうございます。いつかまた、気が向いた時にでも更新していただきたいです…私がこの界隈を離れても、この作品は読み続けると思いますので… (10月31日 12時) (レス) @page50 id: 0a174f529f (このIDを非表示/違反報告)
U - 停止してからも読まれ続けているのも珍しいですよね。各有私もそのひとりなのですが....作者様の心身ともに健康を祈ってます。今7週目ﾃﾞｽ((ﾎﾞｿｯ… (10月30日 22時) (レス) id: 3d178da5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田。 | 作成日時：2022年7月26日 3時
