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にじゅうろく。 ページ28

トントンside


さっきまで戦場を駆け回っていたが、ゾムに顔色が悪いと言われ、拠点に戻ってきて休んでいた

…そんなに疲れとらんかったけどなぁ

ふかふかの椅子に座り、眼鏡を机に置いて、眠るわけではないが目を瞑る


すると、急に見張りの兵が走ってやって来た

「書記長様!お疲れのところ申し訳ありません!報告があるのですが」

「なんや、言うてみい」

「実は…怪しい輩がショッピ様を連れて来ました。我々では手に負えそうにないので指示をお願いします!」

「なんやて…?ショッピ君はなんか言ってた?」

「それが、気を失っていまして…。下手に刺激できないと判断致しました!」

「…案内してくれ」

俺は兵に案内される途中でぺ神に会ったので、事情を軽く説明して着いて来てもらう





「あちらです!」

「…!君ら、報告ありがとうな。もう見張りに戻ってええよ」

この人…チーノを助けてくれた人やん。ワイは覚えてるけど、あっちは覚えてないっぽいか


「で、ですが!」

「トントンが良いって言ってるんや、素直に戻りなよ」

2人の兵士達が見回りに戻ったのを見て話し始める

「…さて。ひとらんとゾムの報告にあったご老人はあんさんか?」

『…恐らく、そうだ』


本格的に話を始める前に、ショッピを診させてくれ、とぺ神が耳打ちしてきた

「あ、せやな。渡してもらえます?」

本当に敵じゃないのか、油断させる為なのか素直に渡してくれた。妙に手つきが優しい


「頭でも打ったの?妙に慎重やけど」

『いや、頭を撃たれていた』

「エッ…ぺ神、早めに診ておいて、脳出血を起こしとるかもしらん」

まじか…よく生きてたな。てか頭を撃たれたのが本当ならなんで血が出てへんかったんやろ


「言うまでもないよ」

ぺ神はショッピを横抱きにして連れて行った

俺がぺ神の方に意識をとられている間に、ショッピを連れてきた老人は気配を徐々に消してフェードアウトしようとしている。それに気がついて、慌てて手を掴む

その老人は顔を顰めた。殺気は出てないが、それだけで結構迫力がある。少しだけビビった


「ッ…!なぁ。お前も来てくれへんか?聞きたいことがあんねん」

『…いやだ、と言ったら?』

「力ずくでも来て貰うで」

『それはそれは…いい度胸だな?』

虚勢とは思えないほどのオーラだ。尻込みしそうになるが、なんとか心を落ち着かせる

「……頼むから来てくれ。もうあんな面倒なグルッペンの相手をするのは嫌なんや」

『は…?』

にじゅうなな。→←にじゅうご。



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fact - 前作を久しぶりに拝見させてもらっていたら新作が出ていたので驚き、すぐさま読みました。前作と同じで次がとても気になって仕方なくなります…これからも応援してます。無理しない事を優先に更新まってます!素敵な作品をありがとうございます✨ (2022年6月7日 16時) (レス) id: 5d3c36cea5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山田。 | 作成日時:2022年5月29日 14時

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