第47話 ページ50
歩夢「愛ちゃんに渡したのってなに？」
「えっと、歩夢と同じようなものかな？」
歩夢「？？よくわからないよ？」
「…。いつも仲良くしてもらってるし、これからもよろしくって感じだから」
必死にそう説明をするが、腑に落ちないのか中々引き下がってくれそうにない。
確かに、告白した相手が他の誰かにプレゼントなんてしてたら良くは思わないよな…。
愛「ねぇねぇ！コレどう？似合ってる？」
歩夢に説明をしてる横から愛が嬉しそうな声を上げながらこちらを向く。
愛の事を見ると…
歩夢「わー！可愛い！愛ちゃん似合ってる！」
「似合ってる」
愛「愛さんこのブローチ気に入っちゃった！！ありがとう！」
すごいルンルン気分の愛はそのまま部屋に向かっていく。気に入ってもらえたのならよかったけど、歩夢の事をなんとかしないと。
歩夢「はぁ〜。貴方のそういうところに惹かれる子もいるんだからね！次からはあんまりしないでね！」
「…はい」
うん。贈り物はこれっきりにするか
…でも、せつ菜と3年組に買ってきたものどうしようか。
歩夢「どうせ、みんなの分あるんだよね？」
「…はい」
歩夢「…もう。買っちゃったもんは仕方ないから、それだけはちゃんと渡すんだよ？」
許しが出たし本当にこれっきりにしよう
愛「いや〜、今日はありがと！助かったよー！」
歩夢「うん！こっちもお手伝い出来て楽しかったよ！」
「ああ。なんかバイトってこんな感じなんかなって思ったわ」
その後俺たちは休憩終わりにもう一仕事した後、愛の家でご馳走に。
帰り際、愛から今日のお礼を言われてから帰路についていく。
歩夢「…ねぇ。貴方は今ドキドキしたりしてない？」
帰り道唐突に歩夢から聞かれる
ドキドキ。確かにしてる感じがない。
ずっと幼馴染としてしか見ていなかったから今更ってなってしまう。
「……」
返す言葉が見つからず俺は黙ってしまう。
それを、返事と受け取ったのか歩夢は
ギュッ
「え？！」
俺の腕に抱きついてくる
歩夢「コレでもドキドキしない？」
…。している。いつもの歩夢がこんな事を確かにするはずがない。
「…する」
誰にも聞こえないような小声で俺は呟く
歩夢「うふふ。ドキドキしてるんだね！」
聞こえていた。
歩夢はニコニコしながら俺に
歩夢「コレからはこういう風にしていくからね！」
歩夢のとびっきりの笑顔がすごく可愛かった。
そんな帰り道
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ドラ丸(プロフ) - ロッキーさん» コメントありがとうございます！たしかに今の娯楽はそういったものばかりしかないですよね。笑 更新が遅くなったりしますが引き続きよろしくお願い致します。 (2020年4月16日 0時) (
レス) id: ea785ab1af (このIDを非表示/違反報告)
ロッキー - いやあ、面白くて一気に読んでしまいました！なんせ今の娯楽がネット小説読み漁るくらいしか無くて 笑 続き楽しみに待ってます！ (2020年4月15日 20時) (レス) id: 5ecc529164 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドラ丸 | 作成日時：2020年1月13日 2時
