第43話 ページ46
「あ、そうだ。かすみ、しずく、璃奈。コレ3人に」
そう言って俺は小さな紙袋を渡す
かすみ「？？なんですかコレ？」
「うーん。俺からのプレゼント。いつも3人には元気貰ってるし、なんというかこれからも仲良くしてくれると嬉しいなって感じ」
「？」が頭に浮かぶ3人
紙袋からものを取り出し、確認をして…
かすみ「ヘアピン？」
しずく「リボン？」
璃奈「スケッチブック？」
未だに分からずな感じで「？」が浮かんでるのがわかる。
確かにいきなり渡して理解するのは難しいのか。自分たちの特徴的なものなんだけど…
かすみ「なんですか？コレ」
「うーん。なんと言ったらいいか。3人にはいつも元気貰ってるし、それのお礼かな？」
しずく「えっと、A先輩。こんなの貰ってしまうと勘違いしますよ？」
「だ、だよね。俺も一瞬考えたけど、何かお礼できるものがこういったものしか見当たらなくて…」
かすみ「全く！先輩は優しすぎるんですよ！」
璃奈「同じく」
「と、兎に角！日頃のお礼だ！貰ってくれ」
そう吐き捨てるように俺はその場を後にした。
その後、1年生組が何を話していたのかなど、俺は全く知らない。
かすみside
先輩からいきなり渡されたもの
一体なんだろうなんて思ってたけど、まさか日頃のお礼で渡すなんて。どこまでお人好しなんですか！
しずく「それにしても、みんな違うんだね」
かすみ「そうだよねー。しず子はリボンでりな子がスケッチブックでかすみんがヘアピン。なんでかな？」
璃奈「あ、コレもしかしたら、みんなの身につけてる特徴的なものじゃない？」
しずく・かすみ「「特徴的なもの？」」
璃奈「うん。多分だけど、かすみちゃんはお月様のヘアピンしてるし、しずくちゃんは髪縛るのに大きなリボン使ってて、私は璃奈ちゃんボード用にスケッチブック」
りな子の推測だけど確かにわかる気がする
あ、そういえばさっき先輩が雑貨屋さんで色々見てたし。言われてみると段々とわかってきた。
しずく「言われてみると確かにそんな気が」
かすみ「じゃあ、コレが別々なのは…」
璃奈「私たちの事ちゃんと見ててくれてるのかも」
全く。あの先輩ってば
どうしてこうも株を上げる事ばかりしてくれるんですかね！
かすみ「コレは」
しずく「なおさら」
璃奈「間違いなく」
3人「「「天然タラシ」」」
そんな人を好きになった私たち
かすみside end
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ドラ丸(プロフ) - ロッキーさん» コメントありがとうございます！たしかに今の娯楽はそういったものばかりしかないですよね。笑 更新が遅くなったりしますが引き続きよろしくお願い致します。 (2020年4月16日 0時) (
レス) id: ea785ab1af (このIDを非表示/違反報告)
ロッキー - いやあ、面白くて一気に読んでしまいました！なんせ今の娯楽がネット小説読み漁るくらいしか無くて 笑 続き楽しみに待ってます！ (2020年4月15日 20時) (レス) id: 5ecc529164 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドラ丸 | 作成日時：2020年1月13日 2時
