第39話 ページ42
璃奈の思いはわかったが、だからこそここで一度やめさせなければいけない。
歩夢に劣らず頑張り屋で負けず嫌いな璃奈だが、ここは頑張らせてはダメだ
璃奈「ごめんなさい」
「いいんだよ璃奈。ちゃんと教えてくれてありがとう」
璃奈「ごめん…なさい。隠してて」
今にも泣きそうな声の璃奈
そんなに俺に見せたくて必死だったのかと考えると嬉しい気持ちが溢れてくる。
これは自惚れてもいいよな？
璃奈ちゃんボードを外して
涙を拭う璃奈をそっと抱きしめながら
「うん。頑張った。俺は璃奈のその気持ちが一番嬉しいぞ。誰かの為に一生懸命になれる璃奈のこと、俺は好きだ。だから、今は休もう？」
璃奈「…うん」
頷いてそのまま保健室に行く
あいにく休日で一般オープンしてるため保健室の先生には驚かれたが、事情を説明しベッドで璃奈を寝かせる事が出来た
と、思ってたが…
璃奈「寝るまでいて欲しい」
他ならぬ璃奈の頼みなら仕方ない
あー、妹がもしいたらこんな感じなんだろうか？
世の下を持っている兄や姉の方たち。なんと羨ましい…。
[私、少し出なきゃいけない用事があるので、その子の事お任せしてもいいかな？]
「あ、わかりました。大丈夫です」
"じゃ、よろしく"と言われ保健室の先生は出て行った。
そして、俺と璃奈の二人きりに…
「こんな事ってあるんだな。漫画やアニメの世界だけかと思ってた」
璃奈「うちは生徒数が多い割には保健室の先生は一人しかいないの」
「そうなんだ、大変だな」
そこからまた沈黙が続く
今日はなんだか璃奈との会話が続かない
璃奈「ところで、Aさんは誰が好きなの？」
んんーっ！？
いきなりの爆弾投下ですかい？璃奈
いや、まぁ、たしかに返事は保留にしてるけど、今聞くことかー？
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
やっとこの話の中盤あたりまで来た気がします。
ここあたりから展開が早くなったりするかもです
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ドラ丸(プロフ) - ロッキーさん» コメントありがとうございます！たしかに今の娯楽はそういったものばかりしかないですよね。笑 更新が遅くなったりしますが引き続きよろしくお願い致します。 (2020年4月16日 0時) (
レス) id: ea785ab1af (このIDを非表示/違反報告)
ロッキー - いやあ、面白くて一気に読んでしまいました！なんせ今の娯楽がネット小説読み漁るくらいしか無くて 笑 続き楽しみに待ってます！ (2020年4月15日 20時) (レス) id: 5ecc529164 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドラ丸 | 作成日時：2020年1月13日 2時
